未来の党

未来の党がさっそく分裂した。国民の生活が合流した時も票目当ての人気取りにしか見えなかったので結局票がとれなかったわけだから合流の意味もなかったわけで当然の帰結だろう。ばかが見込み違いをしたというだけの話であればただの笑い話であるわけだが。しかし、小沢グループは浜岡停止要請後の菅おろしの中心勢力である。その行動をみれば電力側であるわけだ。そう思って現在の結果を見ると脱原発勢力の票が維新に集中するのを恐れ、電力側が仕掛けた票分散戦略だったようにも思える。まずは原発推進派の石原慎太郎原発は別として首長の会としての維新を前面にだして合流を持ち掛ける。それが成功したので維新は脱原発看板を下ろしたと宣伝し、小沢に脱原発新党を作らせる。そして票が分散し、その結果脱原発新党がほとんど議席を取れなかったことを理由に脱原発は国民の意思ではなかったと宣伝する。そして今その通りになっている。こういったことを本当に戦略的にやったとしたらさすがというしかない。なんといっても国民の生活は自滅が前提の合流ということになるからだ。まあしかし自滅はすでに十分予想されていたことだからどうせ自滅するなら電力に恩を売っておくという選択肢もあるかもしれない。もしこれが本当なら未来の党は票分散戦術に力を貸したことにもなってしまい、小沢の提案に乗ったのは明らかに間違いだったといえることになる。反省してもらわなくてはならない。もちろんとてもうがった見方でした。