マグネシウム空気電池

サイエンスゼロマグネシウム空気電池をやっていた。いままでみんなあきらめていたマグネシウム電池がひょんなことから実用化に大きく近づいたという内容。この番組も昨年4月から大きくかわって面白くなった。そのマグネシウム電池で自動車を動かすとどうなるか計算してみよう。マグネシウム空気電池の記事によると試作品で1.55Wh/gを実現し理論値の70%ということだ。ということは将来2Wh/gくらいまでいくだろう。2kWh/kgということかな。電気自動車の電費7KM/KWHとして490km走る車を作るには70kWhの電池が必要だ。ということは35kgのマグネシウム電池を積めば走れることになる。これって50Lのガソリンと同程度の重量である。いけるかもね。

リチウムイオン電池はいいもので500Wh/kg程度のようだ。つまり0.5Wh/g、0.5kWh/kg。マグネシウム電池は試作品でその3倍でていることになる。リーフの電池は24kWhで300kgもあるらしい。ということは0.08kWh/kg。マグネシウム電池はその20倍。ほんとか?まあ実用化ではいろいろ液やら付属品やらつくだろうからこの値は実用レベルではかえって悪くなるかも。それでも倍になったとしても70kgだからリーフの電池に比べれば十分軽い。それで約500km走れるわけだからこれは楽しみだ。プリウスの次はマグネシウム電池自動車にするかな。