プリウスPHV

プリウスPHVの新型が出た。電気だけで60km走れるらしい。しかし、燃費だって37kmとか言っても実際にはその2/3程度だろうから電気だけで走れる距離も実際には50km程度なものだろう。年間2万キロ乗って、そのうち半分が電気だけで走れるとしよう。その電気は自宅の太陽光から充電してコストはゼロとする。ハイブリッドでの燃費は25kmとしよう。すると年間2万キロ走行に必要な燃料はガソリン400Lで、そのコストは約5万円。PHVでないプリウスならコストは10万円。その差年間5万円。一方、価格は普通のプリウスのSが248万円、PHVのSが326万円で価格差78万円。年間2万キロ乗って、価格差の元をとるのに16年かかる。コスト的にはPHVにメリットは無い。また、電気自動車と違って電池の容量が6kWhしかないので、プリウスPHVに昼間太陽光で貯めた電力を夜戻して家で使うということをやろうとすると電池が足らなくなる可能性もある。当然ながら家に電気を戻す設備の元もとれない。改善されたとは言え、残念ながらいまだにPHVを選ぶ理由は不十分のままだ。ま、売れないだろうな。それでも欲しいと思ってる。ただし買うのは家の太陽光の買取が終わる4年後以降だな。