東北電力はひどい

ニュース2本

《東北の基幹送電線、空き8割 「余力ゼロ」本当? 京大検証
2017年10月4日05時00分
空き容量が「ゼロ」とされる東北の主要な送電線の利用率
 「空き容量ゼロ」として、太陽光や風力などの発電設備が新たにつなげなくなっている東北地方の14基幹送電線が、実際は2〜18・2%しか使われていないと、京都大が分析した。東北電力は送電線の増強計画を進め、発電事業者に負担を求めているが、専門家は「今ある設備をもっと有効に使うべきだ」と指摘する。》

《被災地の電力計画断念 大手電力から法外な負担金
被災地の福島県飯館村風力発電を計画した飯館電力は、4億円の事業費に対し、東北電力から送電線の増強費として21億円を求められ、事業を断念したということです。各地の再エネ事業者は、エネルギーの地産地消を目指していますが、原発を優先する大手電力から送電線を使わせてもらえず、負担金を求められるケースが相次いでいるとしています。》

総括原価方式で痛みなしで作った送電線なのでがら空きでも痛くもかゆくもない。せっかくある設備を活用する工夫を何らやろうとせず、再エネ分を増やすことが必要だとして再エネ業者に法外な送電線代を請求し、事業断念に追い込む。こうやって大手電力の再エネ妨害がされていく。その結果、純国産エネルギーは増えず、国富流出は続き、エネルギー安全保障は危うくなり、CO2は増える。こういうのはもはや国賊だ。なぜ使っていないのに空き容量がゼロなのか。それは動いていない原発の電気を流すためだろう。つまり、脱原発をすれば再エネは増やせる。根室原発構想でも既存原発根室に移すことにして既存原発廃炉にすれば送電線が再エネに開放され増やせると指摘した。それは正しかったということだ。原子力は再エネ導入を妨害する。希望の党脱原発を明言したのは単なる票集めでなく、将来を考え再エネを増やすために必要なことだと考えたと期待したい。2030年脱原発を公約にしようとして失敗した民進党がなくなったのは喜ばしい。原子力利権漬けの自民党の支配が続くと再エネは増えずウラン枯渇とともに日本も滅ぶ。