太田フィル20周年

太田フィルの20周年かつ第20回の定期演奏会で皇帝と巨人を演奏してきた。通常、演奏会は半年に1度のペースだが、20周年ということでこの2曲は約1年練習してきた。自分は巨人をよく知らなかったのでさらに2か月くらいCDを聴いたり楽譜を見たりしていた。1年以上つきあってきた曲がついにお披露目。1年やっても難しいが、演奏はうまくいったし、いい感想もたくさん聞けて感慨もひとしおだ。巨人3楽章のベースソロもやったがまあまあ合格点じゃないかな。録音も早速聴かせてもらったが、さすがにマーラーの迫力は録音ではでないが、びっくりしたのは皇帝のでき。ピアノがでてくるまで長いが、ピアノがでてくるとそうだった、ピアノ協奏曲だったんだ、と思い出すくらい、オケが充実している。ピアノも素晴らしいがオケだけでも素晴らしい。適度な重さとリズム感があり、表現力もあり、我ながらちゃんと練習するとここまでできるんだと驚いてしまう。もちろん1年という練習期間の長さも効いているだろうし、ピアニストとの練習も結構あったので刺激を受けたこともあるだろうし、ピアノがある分オケ部分が少ないので指揮者の手入れがよく行き届いたということもあったろう。そしてもちろん団員の頑張りも。この曲は団員比率が高いので団員同志合わせやすいということもあるだろう。正直言ってここまでできるとは思っていなかった。そんなに好きな曲じゃなかったし、練習時にはピアノが無いわけだし、マーラーの前座だし、ピアニストだけで素晴らしいわけだし、オケの方はそんなに気合も入らず不可ではない演奏程度を予想していた。反省。聴く人にもよるだろうが、録音を聴く限りでは20年で一番いい演奏では?とも思う。

ネットを探したら聞いてくれた人のブログ発見!なんと皇帝はベルリンフィルと遜色ないらしい(都合よく解釈)。ベースソロの言及がなかったのは残念だが(ベースにはそうではない言及はあったが)迫力は相当あったみたいだ。
エンペラーとタイタン 〜太田フィル20周年記念演奏会〜 ( オーディオ ) - BLUE CITY - Yahoo!ブログ