「合格る思考」

合格(ウカ)る思考

合格(ウカ)る思考

合格ると書いてうかると読む。受験の心の持ち方を指南したもの。別に今何かを受験しようとしているわけではないのだが、もう3、4回読んでいる。自分の心のくせを修正するのに最適なのだ。この人は受験時の勉強法などを指南することをやっているのだが、勉強法を一生懸命やってるのになぜか受からない人がいることに心を痛めていた。そういう人と話してみると共通した心のくせをもつことがわかった。それを修正しようという本。その対象者と自分がよく似ているのだ。
中身は単純で以下の7つの心の持ち方の方向性とそれを保つための言葉を提案している。
加点思考←減点思考「ほんの少しでも」
具体思考←一般思考「たとえば?」
全体思考←部分思考「一歩引いてみると?」
確率思考←個別思考「どちらでもOK」
仕組思考←努力思考「頑張らないでやるには?」
質問思考←解答思考「○○って何だろう?」
行動思考←計画思考「とりあえずやってみよう」
右の思考は何か勉強やろうとしても「わからないことだらけ」「もともと○○は苦手」「○○はさっぱり」「これが出たら終わりだ」「結局頑張りが足りないんだ」みたいな思考法。とてもその先に合格があるようには思えないだろうが、その気持ちはよくわかる。
左に移行すると「ちょっとだけだがわかったぞ」「他はまだわからないけどこれだけはわかった」「わかったところが出る可能性もあるし」「とりあえずやってみよう」・・・なんとなくその先には合格がありそうだ。
こういう心のくせをもっていると試験だけでなく、仕事も趣味も私生活も暗かったり明るかったりする。受験しているわけでもないのに読むのは心のくせを修正して希望のある生活をしたいからだ。とは言えだんだん戻ってしまうのだが。