ミシェルチェンその他動画

外公芳龄38(おじいちゃんは38歳)

割と最近2016年の映画。これもリメイクで元は韓国映画で「猟奇的な彼女」を超える830万人を動員した「過速スキャンダル」。田舎からでてきたダサい20歳のシングルマザーが舞台にでると見違えるようにスターになる設定はミシェルに合っているが、ミシェルは公開時は33歳だから38歳の父親とカップルに見えちゃうのは仕方ない。ハッピーエンドで悪くないがわざわざ見る映画でもない。


外公芳龄38 -Scandal Maker - 喜剧、剧情 NEW 2016 - 佟大为,陈妍希,吕云骢

爽健美茶ショートムービー

CMのロングバージョンとして作られたのか?「秘密1」「秘密2」「覚醒1」「覚醒2」「答案」があるようだ。主役二人は以前ドラマ「這裡發現愛」でカップル役をやっているようだ。ミシェルは全編笑顔でかわいい。


2012年度「爽健美茶」微電影 - 陳妍希《祕密》完整版


2012年度「爽健美茶」微電影完結篇 幕後花絮

WOMAN愛旅行 北海道

ミシェルとワンワンが北海道を旅する旅番組。言葉はわからなくても普通に旅番組として楽しめる。二人の組み合わせもいいし、表情もいい。


Woman愛旅行-20110925 陳妍希、彎彎北海道主持 (上)


Woman愛旅行-20111002 陳妍希、彎彎北海道主持 (下)

北上广依然相信爱情

2016年のドラマ。台湾からのお上りさんが北京の結婚式場に就職する話でまさにミシェルのために作られたようなドラマ。5話くらいまで見たが出演者の表情が豊かで中国語字幕しかなくても面白い。見た人のブログによれば収録中にミシェルが妊娠し、おなかがどんどん大きくなっていくそうだ。


北上广依然相信爱情 01 | City Still Believe in Love 01(朱亚文 / 陈妍希 领衔主演)

 

「パンのココロ」(愛的麺包魂)


愛的麵包魂 BD

「あの頃君を追いかけた」の後にミシェルチェンが主演した映画。youtubeで全編見れるが中国語字幕しかないのであらすじから想像するしかないが、あらすじはごく単純。パン屋の娘には幼馴染で事実上の婚約者の職人がいるが、そこにパンの技術もパーフェクトなハーフのイケメンがやってきて求婚されてしまいさあどうしようという話。なお、イケメンとシャオピン(ミシェル)の会話は英語。でも自分には聞き取れない。

ミシェルチェンはかわいいが、欲求不満が残る映画。オープニングはイケメンだし、ミュージックビデオもミシェルとイケメンが歌っている。最初に求婚を拒否する理由も台湾でくすぶりたくないというのが理由で外国語を習っている。だから当然イケメンと結婚して外国にはばたくのがハッピーエンドのはず。なのに結果的にイケメンとはくっつかない。終わった時、えー、こいつと結婚するの?とがっかりした気分にさせられる。

調べるとこれもリメイクで同じ監督が作ったテレビドラマが元だ。で、元のドラマは比較的好評だったのに映画はそれほどでもないという噂。同じ監督でもやっぱりリメイクはだめなのか?リメイクされるということはリメイク元が良かったということだろうからそういういことなのだろう。ファンタスティックカップルはリメイク元よりはるかによかったが。

で、リメイク元となったドラマもyoutubeで全編見れるので見てみた。映画では主人公はシャオピンだが、テレビでは明らかに職人。職人気質で堅物で柔軟性が無く気難しいが腕は確かで頼りになる感じに描かれている。それがイケメンがやってきて勝手にいじけてシャオピンがとられると焦るのだ。見た目たいして違わないのに勝手にいじけているのがポイント。つまり気持ちの問題を除けば互角に勝負できそう。そしてテレビでは結末がどっちと結婚したのかわざと不明なまま終わっている。一方、映画では職人とイケメンでは見た目も魅力も大きく違う。誰がみてもイケメンの圧勝。気持ちの問題ではない。なのにイケメンとくっつかないという明確なエンディングを作り、その理由が希薄。やはりテレビ版の方が出来は良い。


公視人生劇展 愛的麵包魂

とは言えテレビ版を見ることを勧めるほどでも無い。ミシェルも出てないし。ミシェルが好きならミシェル作詞のイケメンと一緒に歌っているMVを見るのが一番幸せな気分になれる。


ミシェル・チェン 歌「愛的麵包」映画「パンのココロ(愛的麵包魂)」より

ちなみに、「あの頃」の前にミシェルが出演した映画「聴説」はなかなか良かった。ミシェルは主役ではなく出番は少ないしそんなにかわいくもないが、映画としては面白いハッピーエンドで後味も良い。見るならこっちがお薦め。英語字幕もあるし。

 

「あの頃、君を追いかけた」いろいろ推測

①目は口ほどにものを言う

日本版と台湾版を見比べると「目は口ほどにものを言う」ことを実感する。心の動きの表現は口で言うことよりはるかに目の動きによるところが大きい。チアイー役のミシェルチェンはこの映画の前に「聴説」という映画に出ている。聴覚障害者の役でセリフが一言も無い。手話はあるが心の表現は表情だけで勝負することになる。その映画で主役ではないが最優秀新人賞にノミネートされている。この映画で表情による表現をいろいろ研究したのではなかろうか。それがこの映画の豊かなチアイーの表情に結びついているのではないかと思う。

「聴説」youtubeで全編見れます。中国語・英語字幕付き。

youtu.be

②もうひとつの「君を追いかけた」

ミシェルチェンはすでに結婚して2歳の子がいるが、旦那はチェンシャオという中国の俳優。噂によるとチェンシャオはこの映画を見てミシェルチェンに惚れ、自分がテレビドラマ『神雕侠侶』の主役に抜擢されたときヒロイン小龍女役はミシェルチェンでなければ出ないと強力に推薦というかごり押ししたらしい。「氷のように冷たい絶世の美女」という設定にミシェルチェンが合わないのは明らかだが、この映画で有名になったミシェルチェンを起用すれば視聴率アップになると思ったのか、制作側もそれを受け入れ2013年の年末にかけて撮影が行われた。2014年年末から放送されると予想通り批判の嵐でミシェルチェンは小龍女でなく小籠包と言われてしまった。その半年後くらいに交際のうわさが流れ、2015年8月に交際宣言、2015年10月にプロポーズ、2016年7月に結婚、2016年12月に第一子誕生。チェンシャオ、よく追いかけました。

放送前からこの映画を示すりんごと小龍包で売っているというびっくりな動画

youtu.be

 

③チアイーの心理

リアルチアイーの話。この恋は二人ともほぼゴール地点にいるのに最後の一歩に超奥手で成就しなかった。コートン側は追っかけるにも去るにも理由があるのでまだ納得できるが、チアイー側が追っかけなかった理由はよくわからない。おそらく、李小華の一件が影を落としているのではないか。二人が最初に親密になったのは中2だが、中3のときにコートンは李小華に恋し、高校になっても女子高に行ってしまった李小華をしばらく追いかけている。その追いかける手伝いをチアイーにやらせたりしているのだ。だからそのあとコートンがいくらチアイーを熱心に追いかけてもチアイーはコートンを自分をすきだからだとは思わなかったかも知れない。チアイーはコートンを好きになってはいけないと無意識にブレーキをかけてしまっていたのではないか。7時間の電話でコートンの熱意は十分に伝わったが、それでも高校時代の習慣から抜けられず一歩前に出られなかった。そのかわりと言ってはなんだが、ブレーキがかかった状態だからそんなにコートンに惚れこむわけでもなかったのでは。チアイーから見ればコートンは好きだが、恋というところまでは最後までいかなかったかも。

④挿入歌「孩子氣」

この映画のデートシーンで流れる印象的な曲。なんと歌も作詞も作曲もミシェルチェンとのこと。ミシェルチェンはもともと歌手志望だったが、彼女を見出した敏腕プロデューサーに「あなたはいきなり歌手を目指さないでしばらく修行を積みなさい」と言われて女優となったらしい。小龍包などと言われてしまう顔だからいきなり歌手で売り出すのは難しいと思ったのかも。でもこの映画がヒットし、この曲も評価され、このあとアルバムを売り出し歌手としても認められた。最近ではテレサテン役もやったりしている。めでたしめでたし。それにしても有能な人は何をしても有能。

 

youtu.be

 

「あの頃、君を追いかけた」日本版

日本版は飛行機のなかで1回見ただけだったが、原作も台湾版もしっかり頭に入った今日本版を見ると別な感想があるかもとおもって、アマゾンプライムのレンタルで500円も出してもう一回見てみた。

しかし感想は同じ。主要な場面は構図まで含めて同じだし、出来事も同じように展開しているのだが、印象としては何も起こらず終わる感じ。つまりこの映画、主要な出来事は主人公たちの心の動きであってストーリーではないのだ。ストーリーは心の動きを説明するためのものなのだ。しかし日本版では主人公たちの心の動きがまったく見えない。出来事はあっても心は動いていないように見える。だから見ていて退屈で見通すのが苦痛。

やはりミシェルと飛鳥の違いだろう。

齋藤飛鳥はマウスコンピュータのCMはかわいくて好きだが、この映画ではかわいくない。出だしかわいくないのはミシェルチェンも同じなので成功とも言えるが、ミシェルチェンは映画が進むにつれてどんどんかわいくなり、ついには国民的女神と呼ばれるようになるが、飛鳥の表情はほとんどかわらず、笑顔はかわいいが脈絡がない。

 ミシェルチェンは実生活でもアメリカに留学するなどチアイーのような学生生活を送っていたし、役者としても有名ではなかったとは言えすでに多くのTVドラマや映画に出演し、主役映画も作られている実績ある女優さん。しかもギデンズ監督はミシェルには演技指導はほとんど行わなかったらしいから自分でチアイーがどう考えるかを考えて演技したのだ。配役がこれ以上ないくらいマッチしたプロの女優。かたや齋藤飛鳥は乃木坂の子であり、映画初体験。比較するほうがかわいそう。

映画はほかにもダメな点たくさん。しかし映画としてはだめでもこの企画があったからこそ、原作小説も翻訳されたし、自分も台湾版を知ることができた。そして映画がダメな分台湾版の映画のよさが再認識できる。企画としては本当にあってよかった。映画としても同じようにつくってもこれだけ印象を違えることができるという学習材料として適切だ。

ただ、感想は人による。こちらのブログのように日本版を14回も見た人もいる。

【あの頃、君を追いかけた】 感想⑥ | yamagmmmmmのブログ

自分と同じように2018年映画のワーストワンに選ぶ人もいる。

あの頃、君を追いかけたのAyaの映画レビュー・感想・評価 | Filmarks映画

まあ、ダメ映画は星の数ほどあるからこんな映画があっても悪いわけではない。いい映画を紹介するという機能だけでもあれば大いなる価値がある。

 

「あの頃、君を追いかけた」ダメ出し

「あの頃、君を追いかけた」という題名なのに映画中にコートンがチアイーを追いかけたシーンが無いという重大な欠陥を見つけてしまったのでついでに映画のおかしいところをさらってみよう。

①コートンがチアイーの前の席に移るところ

授業中に抜こうとする変態を美少女のそばの席に移すなんて安全上考えられない。襲えと言っているようなもの?

②コートンがチアイーに教科書を貸すシーン

チアイーのキャラから言ってチアイーが教科書を忘れるなんてことは絶対にありえない。

③チアイーが自作のテストをやらせるところ

コートンの学力がわかっているのだろうか。いろんなレベルの問題を混ぜて学力を測ろうとしているのだろうか。まあ、点数はわかっているので察しはつくのかな?そんな変でもないか。

④テストで勝負しようというところ

ついこの間まで劣等生だったコートンがチアイーと勝負になるわけなかろう。しかもそのあとに一緒に勉強する姿が延々と映される。勝負してないじゃん。ここで恋の歌がはいるのですでにコートンがチアイーを好きだから勉強しているといいたそうだけど、実際にはコートンがここまでチアイーを好きになったそぶりは見られず、どっちかというとチアイーの積極性(ペンでつつく、宿題を出す、居残りさせる等)が目立っており、弯弯との会話からも示唆されている。賭けに乗ったのも賭けているのに教えているところも一緒に勉強したいからなら説明はつく。恋しているのはチアイーの方という解釈もできる。

⑤ポニーテール

映画ではここでコートンはチアイーに完全に惚れた雰囲気だ。しかし賭けに勝ったのにポニーテールにしたチアイーの行動はやはりコートンが好きだからと解釈できる。そのあとの高校中のシーンはすべてポニーテールだし、盗難騒ぎもコートンの助け舟に出たとも見える。やはりここでも追っかけているのはチアイーの方。コートンが追っかけているシーンの無いまま、高校は卒業してしまう。

⑥大学入試試験

共通一次試験に失敗したって失敗していないコートンが合わせれば同じ大学にいけるはず。ここでもコートンは追っかけていない。(原作ではコートンは先に推薦入試に受かっちゃっているので追いかけられない)

⑦入試失敗がわかった夜

ふつうラブストーリーでは告白シーンは重要なはずだが、チアイーの方から「今好きと言わないで」と言ってしまい、コートンが「知ってるだろ」と返すというありえない告白。告白のタイミングは失ったのにコートンがチアイーを好きだというのは既成事実になってしまう。こんな告白シーンがほかにあるか?変というより面白い。実質的な告白はアップルTシャツかも。

もうひとつ、ここでコートンがチアイーの背中に手をあてる。これがこの映画の中で意識的にコートンがチアイーに触れる唯一の場面だ。何の意味があるのだろう。触れるなら抱きしめたってよさそうだが、この絶好なシチュエーションでもそれより先に進めないコートンの幼稚さの表現なのかな?高校卒業してからのコートンはどの場面でも人が変わったかのようにおとなしい。

おそらくはこの場面が二人の心がもっとも近づいた瞬間ではなかったか。原作ではこのときに7時間の電話をして結婚する、答えが聞きたい?という会話をしている。ここが実は二人の関係の頂点で二人の期待とはうらはらにここを境に二人の心は離れて行ってしまう。電話をしてもデートをしても近づかなくなってしまうのだ。

⑧クリスマスデート

クリスマスデートに至る過程は完全に省略されている。コートンが「これってデートか?」と聞くわけだからチアイーの方から誘っているのはあきらか。場所的にもチアイー側。デートシーンもチアイー主導な感じ。チアイーはそこまで積極的であるにもかかわらず、しかもコートンがすでにチアイーに対し「好きだ」を連発しているにも関わらず、自分の気持ちを伝えない。それってあり得るか?女性の共感は得られるのか?

この辺の女性心理についてはこちらのブログが詳しい。日本版の感想だがなるほどと思った。

【あの頃、君を追いかけた】感想① | yamagmmmmmのブログ

 

⑨喧嘩大会の後

チアイーはわざわざ来たのに文句を言われて去っていくコートンを追いかけない。高校卒業後久々にみせたコートンの元気な姿だったのに。映画が言うようにコートンが戻ってくるパターンもあり得るだろうが、ここまで追いかけてきたチアイーがコートンを追いかける方がより自然だろう。それをしないチアイーの心理やいかに。ここでも女性の共感は得られるのだろうか。

これについてはおそらく対になるのが阿和とのデートでけんかしているカップルを見るシーン。このシーンの意味もよくわからなかったがたぶん、チアイーもこのカップルのように怒って離れようとする男を追い、なだめればコートンともうまくいったのではないかという後悔のシーン?うまくいかなかったのはコートンが悪いと思っていたが追うべきだったのに追わなかった自分も悪かったのかなとこのシーンで思ったのでは?

地震後の電話

地震の時に長電話しちゃいけません。まあ、それはおいといて、お互い2年も音信不通ってありえないでしょ。とくにチアイーは自分が怒らせたのだから謝罪の電話をいれるはず。それもしなかったならもう二人は終わっているとしか言いようがない。そして「思いの強さが感じ取れない」「あなたほど好いてくれる人はもういないかも」という言葉がでてくるわけだが、これまで検討したようにコートンのチアイーに対する思いの強さが感じ取れるところは映画のどこにもない。どちらかというと思いを寄せていたのはチアイーであり、コートンはチアイーの手のひらで喜んで踊っていただけだ。なぜかここだけは二人とも記憶が映画ではなく原作の方に飛んでいる。

というわけで詳細に検討してみるとこの映画は「あの頃、君を追いかけた」という題名でありコートンがチアイーを追いかけた映画と皆思っているが、実は追いかけたのはチアイーの方であり、コートンの好意を得られたにも関わらず、最後の一押しがどうしてもできなくてコートンに逃げられた物語だ。世の中の人全員が勘違いしているところが面白い。もちろん原作は明らかにコートンがチアイーを追いかけた物語であるので、それがわかっていればいいのだが。監督は原作を映画化したように見えて実は自分の夢を映画化したのだろう。

 

「あの頃、君を追いかけた」言葉集

「答えが聞きたい?」

この作品で運命を変えたチアイーの言葉。原作ではコートンの「お前と結婚する」という言葉に対する返答。映画では「お前の心を捕まえる」という言葉に対する返答。高校卒業したばかりのカップルとしては無理ないが、結果的にコートンに「今は言うな」と言われて答えるチャンスを失った。まあ、ここでうまくいってつきあってから別れたら普通の話。この言葉がプラトニックな恋愛を凍結保存させたと言える。つまりこの作品を成立させた言葉。

この映画、プラトニックラブに徹底していて、デート中でもつつきあってばかりで手をつなぐシーンは一切ない。映画では別れたあと阿和にいきなり雑な手のつなぎ方をさせて対比を作っている(原作では阿和でなく廖英宏が付き合ったが手をつながず終わる)。最後の花婿へのキスシーンもプラトニックラブの徹底。チアイーとの情熱的なキスシーンなのにそれは妄想であって実際には花婿にしていて、花嫁のチアイーにキスはしないのだ。そうやってプラトニックラブを浮き立たせている。プラトニックに徹底しプラトニックならではの美しさを純粋抽出した作品。そしてそれを成立させた言葉。

「私が軽蔑するのは、自分は頑張らないで人の努力を馬鹿にする人」

「本気出さなくても平気な人はきらい」

 チアイーの言葉。うーん、耳が痛い。チアイーは恋の対象であるとともに人生の師匠だ。特に中高の成長期はそういう大人びた考え方だけであこがれの要素になる。だからチアイーはモテたんじゃないかな。それに加えて優等生でとびぬけて気品のある美少女。そんなチアイーに中高という多感な成長期に特別指導をしてもらえたんだから結果がどうあれコートンは幸せだ。

「あなたくらい好いてくれる人はもういないかも」

これは映画で地震のあとの電話でチアイーが言う言葉だが、実はちょっと変。原作を読むとコートンのチアイーの追いかけ方は異常とも言えるくらいすごいので、本当にその通りだと思えるのだが、映画ではコートンがいつチアイーを好きになりそれほど好いたのか、いつ追いかけたのか定かではない。

原作では中2でもう好きになっているが、映画では高校からだし、最初は特に好きでもないことになっている。教科書を貸した後積極的だったのはチアイーの方。好きでなきゃ、チアイーの言う通り勉強したり教室に居残りしたりしないとは思うが、好きだから勉強したという説明は映画の方ではみられない。どちらかというと賭けで負けたはずなのにポニーテールにしたチアイーをみて好きになったような雰囲気だ。

でもその後は盗難騒ぎ、そしてすぐ卒業式。つまりコートンが積極的にチアイーに恋し、追っかけるという場面は映画には無いようなのだ。だけど入試に失敗した夜に今好きというなというチアイーにもう知っているだろと答える。え、そうだったのと思う人がいるのでは?と思うくらい。

原作を読んだ後でオリジナルを見たので見てて違和感はなかったが、最初に日本版を見たときはだから話の展開が理解できなかったのかも。だからつまらなかったという側面もありそうだ。しかし日本版はリメイクなんだから直そうと思えば直せたはず。直そうともしなかった?

だからこの作品、原作を読んだ上でオリジナル映画を見るのが正解だ。そうするとコートンのチアイーを追っかける尋常でない努力を前提にできるし、原作でちょっと違和感を感じるようなこと(中3での李小華への恋とか別れた後すぐ別な子とつきあうとか)が映画にはなくてすっきりするし、この「あなたほど好いてくれる人はもういないかも」という言葉も納得でき重く伝わってくるだろう。

ところで今気づいたが、原作小説の邦訳出版は2018/8/10。日本版映画公開の2か月前。つまり原作小説を読んでから映画を見るという方法が可能になってから1年もたっていない。日本版映画の監督や出演者やスタッフも読まずに作ったかも知れない。もちろん出版されてなくても邦訳があって読んだりしたかもしれないが、普通は出版が決まってから翻訳するだろうから邦訳はなかったのではないか。なら、日本版映画が原作をまるっきり無視したとしてもやむを得ない。

オリジナルにこんな問題があることがわかっていれば日本版もここまで完コピすることもなかっただろう。男友達の紹介なんてやっている暇があったらかわりにコートンのチアイーの追いかけシーンをたっぷり増量したことだろう。そうすればオリジナルにない価値が生まれたはず。絶好のリメイクのチャンスを逃してしまった。残念。

 「無駄な努力も人生のうち」

チアイーの言葉だが、コートンのチアイーを追っかける努力は成就しなかったという意味では無駄な努力だったが、それが素晴らしい人生をもたらした。チアイーは正しい。

「これからも幼稚だ」

最後のコートンの言葉。チアイーから幼稚だと言われ続け、それが受け入れられなくて別れることになってしまったコートンのチアイーからの独立宣言とも言えるかも。自らのアイデンティティを確立し大人になったコートンはチアイーを卒業したのだ。

 

地中海クルーズ

「あの頃、」は最初は飛行機の中でみたのだが、その飛行機に乗った目的は地中海クルーズ。成田からドーハへ12時間、そこで待ち時間4時間、ドーハからバルセロナまで6時間くらいかな。成田を19時集合、23時くらいに飛び立って、船に乗るのが現地16時くらいだから24時間以上の長旅。乗るのはノルウエージャンエピックというアメリカ船。コースはバルセロナナポリ~ローマ~フィレンツェ~カンヌ~マヨルカ島バルセロナ

バルセロナについたら早速船に乗る。夜はツアーが予約した船内のマンハッタンというレストラン。なかなかおいしかったが感激するほどでもない。特にデザートは甘過ぎ、さすがアメリカ船という感じ。夜はツアーが予約したシアターへ。ダンスの舞台だが凄かった。最初はクラシックな舞踏会から始まるがそこからさすがという感じ。どんどんブレークして迫力満点。いい意味でさすがアメリカ船!

同行者を紹介しよう。まずは添乗員さんのシオンさん。若いがよく勉強していてよどみがなく、官僚にでもなれそうにみえる。帰りの飛行機ではばらばらでしか取れなかった座席をペアに並べかえるという離れ業をやってのけた。

普通こんなツアーは中高年が多いが、今回のツアーはほとんどが新婚旅行、しかも美人多し。アナウンサーにもなれそうなのでフジ、日テレ、テレ朝、TBS、NHK、テレ東とあだなをつけた。この内、TBSの女性の動きというかしぐさがすごくしとやかというか、滑らかで美しい。写真取りましょうかと声をかけてもらったりもしたが、その受け答えなども素晴らしかった。ほかよりちょっとかわいいだけというチアイーもたぶんこんなふうにしぐさや態度が素敵だったのではなかろうか。

他の新婚さんにつけたあだ名は、ブルゾン、ドスコイ、シンゴジラ、AKB、桐生、はな、フジモン、アニメ、Qちゃん。シンゴジラ厚労省役の女優さんに似てるので。桐生はポスターになった篠原涼子に似てるので。このベアはツアーの現地観光には参加せず独力で行動していた。桐生ではないが群馬の人ではあるそうだ。はなは女優の黒木華に似てるので。新婚さん以外は浅野親子、生島夫婦、八千草兄妹、徹子夫婦(いずれもあだ名です)、そして我々。

生島夫婦はパスポートを更新前のものを持ってきてしまい飛行機に乗れず、あとからナポリで合流した。福岡から関空に来て気付いたらしいので福岡まで取りに戻ってそれから別便でナポリまで来たのだろう。パスポートが無いと大変。八千草兄妹のお兄さんはダンスが趣味て、よくダンス仲間とクルーズに参加し踊りまくるそうだ。ダンスはいい趣味に違いない。

クルーズ二日目はバルセロナからナポリに向かって終日クルーズ。船内見学ができるのでこのスケジュールはいいね。朝はビュッフェ、昼は説明会でおいしいと紹介のあった手羽先料理のお店へ。瓶ビールを飲んだが、やたら高い。二人で一本ずつ飲むと3000円くらい。食べ物はただだが。

午後はふらりとシアターにいったらすごくパワフルな黒人女性歌手のステージ。さすがアメリカ船!。船内レストランは原則ただだが、一部有料レストランがあり、今回三回までツアーに含まれる。夜はツアーが予約した有料のイタリアンレストラン。すごくおいしいと言うほどでもない。

三日目はナポリ入港。現地ガイドさんと出会えずしばらく待った。やっと出会えて次の船まで時間があったので近くのお城のようなところを見学。それから船でカプリ島へ。さらに小さい船に乗り換え青の洞窟へ。そこでさらにてこぎボートに乗り換え洞窟の中へ。洞窟の入口は狭く、波が高い時には入れないので波が低くなったタイミングでさっと入る。スリル満点。晴れてないと見えないと言われていたがそんなことはなく、曇りだったが非常にきれいな青だった。

カプリ島の港へ戻ってケーブルカーで眺めのいいところへ。筑波山と同じような途中でカーブしたりトンネルがあったりするケーブルカー。それから歩いて昼のレストランへ。すごくうまいと言うほどでもない。面白いのはカプリ島の白いタクシー。ほとんどオープンカー。ずーっと前に乗っていた丸い日産セレナをオープンに改造したものがたくさん走っている。バスで港へ戻り、船でナポリの港へ戻った。後は自由行動でナポリ見物もできたが、よいどめの薬を飲んだせいか眠いのてクルーズ船に戻って一休み。

夜は有料フレンチの予定だったがキャンセルしてかわりにシュピーゲルテントというサーカスのようなものを食べながら見るショーへ。ここの食べ物はおいしかった。ショーは大道芸みたいなもの。凄い技が何種類もあって見ごたえがあった。

四日目はチビタベッキア港へ入港しバスでローマへ。コロッセオ、トレビの泉、スペイン広場および途中の遺跡等徒歩で見学。途中、セグウェイや電動キックボードなと面白い乗り物に乗っている人を見かけた。日本も解禁すればいいのにね。また、イタリアのタクシーのざっと1/4程度はプリウストヨタ車。プリウスはほとんど三代目かαだが、自分が今乗っている二代目もあった。最新プリウスも1台見かけた。タクシーに関しては日本よりプリウス化が進んでいる。

自由時間には現地ガイドさんの帰宅のついでにバスでバチカン広場までつれてってもらう。バスチケットは100分有効なので一枚で行って帰ってこれた。夜はビュッフェで食べて手品ショーを見る。これも凄い。不思議なことが普通に起きるので感覚が麻痺して不思議に思わなくなってしまう。観客から指環を借りて鎖にしたり、時計を借りて缶詰めにしたり、明らかに事前準備のできないようなこともやっていた。

五日目はリボルノ港に入港、バスでフィレンツェへ。バスが三点式シートベルトを備えた最新式。運転席設備もかっこいい。フィレンツェではなんと自動改札付きトイレを発見。イタリアではトイレは原則有料だがそれでもこれは珍しい。元がとれるのだろうか。観光地ならではかも。ビーナスの誕生がある美術館へ。その後近くのベッキオ橋に。その後バスで近くの高台に。その後バスでクルーズ船に戻った。フィレンツェではなんとリーフのタクシーを複数台見た。旧市街は自動車の乗り入れが制限されているが電気自動車は規制が緩かったりするらしい。リーフのタクシーなんて日本でも見たことない。

この日の夜はビュッフェで食べてミュージカルをみる。全部英語だから添乗員さんに頼んであらすじの日本語訳をもらった。あらすじがわかっていれば充分楽しめる。歌も踊りも舞台装置も凄い。ただ、中身はオカマの話なので、なんでこんなくだらない話のためにこんなにできのいいミュージカルするんだろう、と思う。女性向けなのかな。芸能人はたいへん。

次の日は今回唯一のフランスの寄港地カンヌ。また、今回唯一のテンダーボートでの上陸。まずはバスにのってエズ村へ。エズ村はとても雰囲気があって良いところ。意外にも商店が新しくおしゃれ。アルベルベッロをギュッと圧縮したような感じ。バスでカンヌに戻り自由時間。

往復のバスで外を見ていたが、やはりフランスはルノーがあるせいか、プリウスはタクシーでないものを僅か1台見ただけ。イタリアとはだいぶ違う。比較的よく見た日本車はNV200という日産の仕事車。カンヌは商店街が面白かった。パン屋でクロワッサンを買って食べた。高台の教会に上り景色がよかった。時間的な余裕もあり、なかなかいいところだった。

夜は三回目の有料レストラン、ステーキハウス。ステーキは大きすぎ、全部は食べられなかった。担当ウエイトレスが大柄の黒人女性だったがなんだかお茶目なフレンドリーな人でとても気に入った。もう一度会いたかったな。名前もわからないが。

次の日は午後マヨルカ島到着の予定だったがビュッフェで朝食を食べていると突然船が転回した。この頃になるとビュッフェで食べるものはほぼ決まってきて、自分の場合はその場て焼いてもらうオムレツと、もちもちワッフル。変なところて船が転回する理由がわからず、早く着きすぎるので時間調整かなー、とか、風が強いので波回避とかかなー、とか考えた。部屋にもどって進路を確認するとなんと船は180度転回していた。その後添乗員さんに教えてもらったところによるとお客が一人転落したということで時間が許す限り捜索するとのこと。というわけでマヨルカ島には行けなくなり、その日は終日航海となった。

寄港をやめてこの巨大な船で捜索するなんていう決断を下す船長はどんな人なのか、ビュッフェに貼ってあるスタッフの写真を見に行った。船長はノルウェーの人らしい。だからノルウェージャンなのか?いや、たまたまだろうと思うが。驚いたことにアメリカ船のはずのこの船の乗員にアメリカの人は一人もいなかった。いつもステージの最後にしゃしゃりでてくるエンタメ担当者らしき人はいかにもアメリカっぽかったが、イタリア人。東欧や南アフリカの人が多い印象。

連日の観光で疲れぎみでもあったので最後の日のんびりできたのはよかったかも。日本に戻ってから調べてみたら転落はニュースになっていて、落ちたのは63歳の韓国人女性とのこと。スペイン当局が捜索したが見つかっていないとのこと。一体どうしてそんなことになったのだろう。

この日のお昼は初めてビュッフェで。かなり凄い肉料理もあったが混んでいたのでビザなどを適当につまんで済ませた。オレンジジュースやレモネードが飲み放題だが、果肉が入っていておいしい。

夜は無料レストランマンハッタンでサーモンステーキなど。まあまあ旨い。その後下船に備えて荷造り。さらに帰国の時差ぼけ対策で早めに寝た。今回、帰ったらすぐ仕事が待っているから時差ぼけしてる余裕がない。時差は7時間だから午前2時が日本の午前9時。つまり時差ぼけ対策のためには午前2時には起きないといけない。そのためには午後9時には寝ないといけない。

最終日、下船してバスでバルセロナ観光。バスは成田と関空で別れるので関空の人たちとはここでお別れ。ツアー中わりとよく話した新婚旅行以外の人たちとは全員お別れ。スペインもイタリアと同じようにタクシーにプリウスが多い。タクシーのざっと1/4がプリウストヨタ車。

まずはサグラタファミリア。そのデザインのおどろおどろしさは写真ではわからない。中には入らなかったが結構楽しめる。そこのお土産やさんもなかなか面白いものが多くてよかった。安いし。オリーブ石鹸はラッシュの1/4くらいの値段。そこからバスへ向かう徒歩中に ツアー同行者がスリの被害にあった。怖いね。

次はグエル公園。ここもなかなか面白かった。そしてバスで空港へ。カタール航空の荷物預けにやたらと時間がかかりお昼を食べる暇がない。搭乗口の近くでサンドイッチを買って遅いお昼をパクついた。バルセロナからドーハまで約6時間。頑張って目をつぶり寝てみたが寝られた感じはしない。寝られなくてもドーハから成田の飛行中は時差ぼけ対策のためには完起きしなければならない。

成田への飛行中は映画を見た。ここで「あの頃君を追いかけた」をみたわけだ。主演女優の表情が乏しく、話も展開せず、がんばって最後まで見たがつまらなかった。かなりの部分、乃木坂ファンのための映画だろう。一般人には映画としての価値は無い。それでも昨日まで書いたようにオリジナルの存在を知り、それを見てずいぶん楽しめたので結果的にはよかった。

二本目は「恋人たちのパレード」。サーカスの話であまり知らない世界でそれなりに興味深く面白かった。ストーリーとしては極単純だが一応ハッピーエンドなのでまあまあ。

三本目は「未来のミライ」。同じ監督の「雨と雪」を前に見ていてそれなりに面白かったが、これはどうかな。主人公の4歳という年はクレヨンしんちゃんやチコちゃんより幼く、共感はしにくい。次々起きる不思議な現象の説明は一切無い。デザイナーズ住宅が舞台だが小さな子供を育てるには危ない構造。若く駆け出しの建築家がそんな豪勢な自宅に住むのもへんな話。ストーリーは無いに等しい。子供向けのおとぎ話かなとも思うがテーマは先祖代々みたいな感じで大人が喜びそうな感じ。誰がターゲットなのか不明。

最後は「マイインターン」。これはいい映画。若者しかいないゾゾタウンのような新興企業にシニアインターンと言うことで七十歳の老人が就職する。コンピューターもほとんどいじれない老人がなんの役に立つのかと思うが、意外にもみんなの相談相手として大活躍。半分過ぎたくらいで着陸態勢に入ってしまったので見られず、残りは帰ってからAmazonレンタルで見た。まさに時流に乗ったいい映画。

社長さん役のアン・ハサウエイはちょっと目つきがおかしいが、間抜けな顔から美人顔まで表現の幅が広い。チアイーを演じたミシェル・チェンもちょっと目つきが変で、ブス顔と美人顔の幅が広い。ちょっと目つきが変というのは女優さんにとっては武器なのかも。

ところで普通は着陸態勢に入っても映画は見られる。見られなかったのは一番前の座席で前に座席がなく、映画用のスタンドをしまわなければいけなかったから。一番前の座席は広くて足が伸ばせてビジネスクラスのようだ。本来その席ではなかったのだが、帰りの飛行機は混んでて座席のペアがうまくできず添乗員さんがうまく並べ直した。その際われわれは通路を挟む形になったのだが、飛行機に乗ったあと、添乗員さんが二人並べる空席を探してきてくれたのでそこに移動した。それが一番前の席だったというわけ。そこまでしてくれた添乗員さんに感謝!おかげで二人並べただけでなく広くて快適だった。次から一番前の席が空いていたら移動することにしよう。

ところで今回の旅で迷ったのがネットの問題。旅先でネットを使うつもりはなかったのでwifiの用意はしなかったのだがメールだけはとりたかった。船でWi-Fiはあるのだが有料でバカ高い。100分で8000円くらい。だったら寄港中にローミングとか使ってとれないかなと思ってローミング設定したりしたのだがうまくとれない。結局その高い船のWi-Fiを契約した。とは言え、船ではビール二本で3000円もとられるのでそう言う感覚から言えば普通なのかも。結果、メールは安定して取れて、対処の必要な問題も起こらなかったのでよかった。ただ、あとで調べるとローミングの方がバカ高く、動画一本で23万円取られた例があるそうだ。ローミング設定したときに携帯が勝手なダウンロードなんかやっていたらあとで凄い料金を請求されたりしちゃうのかも。その結果はまだわからない。海外用のwifiを用意していけば似たような値段でもっと自由に使えただろう。準備は大切。