2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
温暖化の解説本はやたらと不安をあおるようなものだったり、政治問題的な論じ方だったりIPCCの報告の解説だったりしてどうもいまひとつなものが多かったがこの本はよくできている。いろいろな点からみて確かにそうだと同意できるような論法で書かれてい…
病院関係のうわさ話の検証。著者は精神科医である。噂話を検証と言うよりはそういう噂話を喜んでする人間の嗜好について書いているところが面白い。近藤誠のくじ引き比較試験をしないようなもの、できないようなものは医師であっても常識とうわさと紙一重の…
東京理科大学がシリーズで出している啓蒙書のひとつ。素人むけに簡単にわかりやすく書いているが、著者はその分野の第一人者で、専門的なこともよく書いてある。我が家のテレビはIPS液晶であるがこれは日立が開発した液晶方向を面内で変える技術であり、…
年末に自転車距離計を買ったがそれから走行距離が500kmを突破した。私の場合趣味でサイクリングなどはしない。走行したのは通勤なので自転車での走行分だけ自動車の走行距離が減っている。燃費8kmとすればおよそ60Lの節約。150円で計算すれば9…
また例によっておバカな計算が並んでいる。今回はちょうどわれわれ世代しかしらないような古ーいアニメや実写ものが多かった。またよくも突っ込むネタをみつけてくるものである。ハイジのぶらんこなんぞに目を付けるとはさすが。今回どの空想科学ものも真っ…
スーパーピョンピョンをネットで探していたら同様な趣旨のグッズでパワースキップとかスカイランナーというものを発見した。ばね付竹馬のような感じでおそらく慣れるまでは歩くことすら難しそうだがすごいジャンプをしている動画がたくさんあってこれなら速…
スーパーピョンピョンで10kmマラソンを4回走った人のブログがあった。そのタイムを見て見ると?1:11:37?1:27:16?1:07:27?1:30:11。あれ、スーパーピョンピョンは3倍のスピードで走れるんじゃなかったのかな?10kmに1時間半かかるようでは…
イギリスの哲学者による書。原著は2006年、翻訳書は2007年2月に出版されており新しい本である。東京大空襲と広島長崎の本かと思ったらそれらはほとんどなく主にイギリスによるドイツの爆撃について論じている。空爆や原爆などのひどい被害を受けた…
ハーバーはドイツのユダヤ人化学者である。ユダヤ人差別の中なかなか就職できず田舎の大学にやっと職を得て活躍を始める。大手化学メーカーと共同でアンモニアの合成に成功し、後にノーベル賞をもらうことになる。それは肥料を合成できることであり、食料の…
ドクター中松というのをよく聞くので読んでみた。灯油ポンプやフロッピーディスクを発明したのは本当らしい。東大から三井物産に入りヘリコプターを売ったりしたらしい。そこまでの話はまあまあ面白い。しかし三井物産を退社し、自分の会社を始めてからの話…
まあまあわかりやすいが面白くはない。でもときどき面白いテーマがある。でももう忘れてしまった。
太平洋戦争も後半の昭和19年11月〜20年3月に陸軍は紙風船に水素をつめて爆弾を搭載して飛ばし、アメリカ本土爆撃を狙った。この本はその風船爆弾の背景、経緯、技術、効果などを調査してまとめたものである。各方面をむらなくよく調べてあり、まとめ…
この前エコキュートは結局エコでないという結論に達したがそれではガス会社が宣伝しているエコウイルはどうなのだろうか。遠くの発電所で発電する場合は熱を捨てているが自宅で発電すれば熱も有効活用できるという説明には説得力がある。エコウイルは約20…
2003年の本であるがかなり懐疑的な見方もしている。図表が多く、出典もあるので近藤誠と同様説得力がある。温暖化もがん治療と同様さまざまなデータがあり、いろんなことをいっている人がいて素人には何が正しいのかわかりにくい。でもゴアさんがノーベル賞…
NHKがグーグルを取材したもの。リンクを貼られた多さにより検索結果を順位付けするグーグルの方式はヒットし数年での爆発的な成長につながった。一方それを悪用した「惨めな敗北」と検索するとブッシュ大統領のページが現れるようなユーザーによるグーグ…
1992年のできごと。著者の母にすい臓がんが見つかりなじみの医者のところを経て大学病院に入院するのだが病院の汚さ、説明のなさなど患者および家族のフラストレーションがつづられ最後には患者にも家族にも無断で抗がん剤が投与されなにもしなければ1年程度…
「歴史を変えた物理実験」教科書では昔の人がいろいろやった結果確認されたことだけが書かれどのように確認したか、どうしてそれを確認しようと思ったかはかかれていない。しかし実験とは難しいもので今なら昔の人がやった実験を簡単に再現できるかというと…