2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ウイキペディア「常温核融合」

ウイキペディアの「常温核融合」の項目を編集した。編集内容をここに記録しておこう。 「しかしながら、実施された追試の多くの場合には核融合反応や入力以上のエネルギー発生が観測できなかった事や、追試に成功したと報告された条件でも現象が再現しないこ…

「ノーベル賞の100年」

1901年に第一回ノーベル賞が授賞されてからの100年を振り返ってみた本。まさにこの100年の科学技術史となっている。おもしろいのはアインシュタイン。これほど世界をフィーバーさせた相対性理論では受賞していない。ノーベル賞委員会はどうもその評価にとま…

「常温核融合を科学する」

常温核融合を理論検討した本。難しい内容だがとにかく平易にかいてある。平易に書こうとしすぎてくどい感じでちょっと読みにくいがまあわかりやすい。理論の前提となる実験結果のまとめが前半に行われておりこれが非常にわかりやすい。後半はそれを前提とし…

「常温核融合 研究者たちの苦悩と成果」

先日の公開実験のニュースを聞いてネットで調べて買った本。日本で初めて常温核融合実験で中性子を観測した水野という人が書いている。2005年の本だからかなり新しい。ほぼ同じ内容がなぜかネットで公開されている(URL)。 http://lenr-canr.org/acrobat/Mizu…

「試験管の中の太陽」

図書館で核融合でひっかかった唯一の常温核融合の本。著者はNTTの研究者で自身の体験した現象を小説のようにまとめた本。常温核融合という言葉が適切かどうかは別としてなにかこれまでの常識では考えられないような現象がおきていることは事実らしい。た…

「そのブログ法律・」「困った老人と・」

「そのブログ法律違反です」 著作権や商標、特許権など知的財産権についてわかりやすく解説している。Q&Aの形をとっていて読みやすくわかりやすい。また、実務的な回答となっていて参考になる。 「困った老人と上手に付き合う方法」 健康な高齢者との付き合…

常温核融合

今日日経産業新聞を見たら大阪大学で常温核融合の公開実験をやったとあってびっくり。むかし話題になったが再現せずほとんどの学者はあきらめていたようであったがやっている人のあいだでは公開実験できるぐらい着実に進歩していたようだ。やった実験はパラ…

「数学で宇宙制覇」「空腹力」

「数学で宇宙制覇」宇宙論と数学のかかわりをわかりやすく書いた本。現在の宇宙論は山のようにでてくる素粒子を数学の群にあてはめて矛盾がないようにということで進んでいるらしい。ひも理論もそういうことである。とても物理的には行けない広がりをもった…

「世間体の構造」

1977年の著作。甘えの構造と良く似ているが、難しく、引用が多く、著者の主張はあまり伝わってこない。学者的な書き方である。素人が読んでも面白い甘えの構造は名著である。こちらはそれでも文庫になっているから玄人の世界では名著なのだろう。宗教を持た…

「満州国」「日本人の美徳」

「満州国」満州国の歴史と実態をさまざまな資料から考察したもの。なかなか読みきれず飛ばし読みだが、まず事実はどうだったかを検討してから論評する姿勢はよいと思う。1984年に出版されたものを文庫本で最近出しなおしたようだがそういう姿勢が評価されて…

「疑う技術」

世の中にあふれているわれこそは正しいという顔をしている情報を疑ってみることを推奨している。疑ったはいいがそれを確認する手段の考察については弱いのであまり説得力がない。それでも読みやすいし面白い小話がいろいろあるのでまあ面白い。たとえば 乗っ…

「やっと中年になったから」

自分が中年という気はしないが世間では40代は立派な中年である。この本は40代から人生を再出発した人の例を41人紹介している。しょっぱなは伊能忠敬であるが、伊能忠敬の調査をしている主婦二人もその実例である。中年になったら人生先が見えたとかい…

「精神鑑定 脳から心を読む」

福島章の本。これまでも何回か読んでいるが専門的な内容なのにミステリーのようにたいへん面白く読ませてくれるので感心。精神鑑定はニュースなどで何人かの鑑定が食い違うとか再鑑定の結果覆るとかいうことをよく耳にするのでどうも怪しいという印象を持っ…

「江戸と現代0と10万キロカロリーの世界」

前に読んだ大江戸生活体験事情と同一著者。書いている内容もほぼ同一でそれほど目新しくはない。江戸時代は化石燃料がなく、エネルギー消費量は0であり、現代は一人当たり10万キロカロリーつまち1tの水を100度上昇させるだけのエネルギーを化石燃料から得…