減塩生活その後

昼食は塩分の無いものにするというのは非常に明確な減塩。つまりその開始前と開始後では明確な違いがある。ということはその効果を検証するのに都合が良い。前回減塩を心掛けた時期はあったが、心掛けたと言っても適当なので何gが何gになったとかのデータも無く効果はなかったと思っているが効果があるほどの減塩であったかも不明なのだ。今回は減塩を始める前の昼食は袋ラーメンが主なので少なくとも3g、多い時には6gくらいは取っていたはず。それをフルグラにすれば一緒にゆで卵を食べたとしても0.4gなので平均1日あたり4gくらいは減塩になっている。

で、どうなったか。この半年くらいの血圧の変化をグラフにしてみた。服薬がないときから始まってベニジピン、アムロジピン2.5mg、減塩、アムロジピン5mgと薬が増えている。

薬が増えているので下降傾向は当然だが、注目すべきは中央あたりの減塩開始の前後。移動平均だけを見るとそんなに血圧が下がっているようには見えないがばらつきが明らかに減っている。減塩前は平均がかわらなくてもときどき高い時や低い時があったのが減塩後はそういうものがなくなりデータがまとまっている。これは腎臓の負担は確実に減っているだろう。

というわけで各状態の平均、標準偏差、最大、最小、ヒストグラムを作ってみた。

血圧上

血圧下

標準偏差を見てみると減塩前は上は11~13が減塩後は7ぐらい。下は8が6ぐらい。平均値は薬と減塩では似たような下がり方だが、標準偏差は薬ではあまり改善せず明らかに減塩で小さくなる。ヒストグラムを見ても特に上の血圧のばらつきは減塩前と減塩後であきらかな違いがある。また、上のグラフで目立たなかったが平均値も減塩で下がっている。薬の追加・強化と同じくらいの効果が出ている。これほど減塩にはっきりした効果がでるとは思わなかった。

結論

・昼食をスイーティにする減塩は血圧を下げ、血圧のばらつきを抑える効果が明確にある。

・血圧を下げる効果については減塩は降圧薬の開始、強化に匹敵する効果がある。

・血圧のばらつきについては降圧薬によっては改善しないが減塩により改善する。

減塩してよかった。腎臓にも明らかにいい効果があると思う。