太陽光発電と海水ウランの面積効率

太陽光発電は1kWあたり10平米程度の面積が必要だ。太陽光発電だけで日本の年間電力消費量1兆kWhを発電するには1兆/8760時間/稼働率15%として7.6億kWが必要。ということは76億平米=7600キロ平米の面積が必要だ。これは半径50kmの円内の面積程度である。一方、海水ウランで同じ計算をするとどうなるか。天然ウラン1gで約60kWh程度発電するらしいので1兆kWh発電するには17000tのウランが必要。海水ウランのコスト試算では年間1200tのウランを取るために167万本の捕集材を8m間隔で敷き詰めるので10キロ四方100キロ平米が必要。1キロ平米で年間12t取れるとすれば17000tを取るには1400キロ平米が必要。これは半径20kmの円内の面積程度。太陽光の計算の1/5だ。海水ウランの面積効率は意外に良い。