今晩は


今晩は。田代様、上岡夫妻様から年賀状を頂きましたが、私昨年秋に祖母が他界しましたため返信するわけにもいかないので、この場を借りてご挨拶させて頂きます。家庭に不幸があると年賀状の交換をしてはいけないとか、「明けましておめでとう」と言ってはいけないとか、何だかわけのわからない風習があって面倒くさいですね。
ところで、大晦日のINOKI−BOM−BA−YE皆さんご覧になりましたでしょうか? 大相撲の小結まで昇進しながら無類のギャンブル好きで借金を重ね(本人曰く、今でも一億以上あるとか)、それが災いして角界を追われ、奥さん・娘さんにも離縁され、プロレス入りした安田忠夫と、K−1トップのジェロム・レ・バンナのメイン・イベント、紅白歌合戦にも、かつての桐響のマイスタージンガー(第9でもいいけど)にも劣らないほどの感動ものでした(結果は、過去の実績からみて圧倒的不利と言われていた安田がプロレス的理由により勝ってしまった!!)。プロレス観戦歴20年以上を誇る?私には、どこまでがガチンコでどこまでがエンタメ(演出というか、要するにヤオ)か何となく想像がつくのですが、人が何かに感動する時に、それがマジか(シロウトに理解出来ない専門的な技術の裏付けがあるか)、パフォーマンスかなどというのは、少なくとも絶対的な理由付けにはならないのではと、改めて思いました。プロスポーツ、特にプロレス、PRIDE,K−1,といった肉体と肉体が絡み合う格闘技は、見ていてもわかりにくく、とかく曖昧に胡散臭く見られかちであるし、事実興業的な利害や、生命・怪我など絡むわけでダークな部分も多々あるが、魅せるという部分においては敬服すべきところが多々あると思う。一応我々もアマチュアとはいうものの入場料を徴収し人に音楽を聴かせている以上、そのようなパフォーマンスをもっと勉強したほうがいいのではないだろうか。聞くところによると、アントニオ猪木は若い頃よくゲイバーやその類の劇場に通い、どうすれば人を感動させられるのか、人を魅了出来るのか、常に研究していたらしい。興行というのは随分と奥の深いもののようである。
そんなわけで、新年早々随分とくだらないことを書きましたが、本年も宜しくお願いします。おわり。