「シャイロックの子供たち」


シャイロックの子供たち」子供の話かとおもったら銀行員の話。シャイロックとはシェイクスピアの劇にでてくる有名な金貸しで銀行員はその末裔というような意味でつけたのだろう。銀行の中で金がなくなるという事件。一発屋大六とよく似ている。しかしあっちは家賃3000円のころの1億円。こっちは2006年の100万円である。ひとつの話を追っているが各章ごとに主人公がかわり面白い。しかし終わり方はぱっとしない。とにかく銀行員にならなくてよかったというのが最大の感想。