「巨大企業」「黒い空」「真昼の悪魔」


「巨大企業」自動車会社のPR課係長が主人公。課長島耕作のようだ。面白くない。どの登場人物にもなりたくない。雑誌記者あたりが自分といちばんちかいかな。「黒い空」原爆とかではなくカラスの大群のことである。普通の推理小説だが歴史やカラスなどいろいろとからめてなかなか面白い。「真昼の悪魔」女医と患者にかかわる一応推理小説ということになるのだろうか。推理小説のできそこないのようにも思えるが。結局のところ殺人もおきず探偵は失敗し、犯人(といえるのか?)にとってハッピーエンドで終わる。つまらなかったわけではないがいまひとつ。