「不思議な数eの物語」


円周率πの歴史は古くギリシャ時代からある。しかし自然対数の底eの歴史は1600年ごろの対数という概念が現れたときからはじまる。そしてその後にはじまる微積分の時代に微分しても同じ形になる関数として飛躍的な発展をとげ、虚数の時代になり三角関数との行き来も可能になってさらによく使われるようになった。物理的な対象を研究しているわけでなく単なる数の話なのにこの間の発展の仕方は非常に激しく面白い。