「環境建築のための太陽エネルギー利用」


 教科書のようなものなので眺め読み。太陽エネルギー利用といっても実にさまざまなものがある。家の断熱や蓄熱特性も大きく作用する。
 わが家のCO2排出量をおおざっぱに計算してみよう。電気は年間5000kWh。エネルギーとしては灯油500L分だが発電送電効率1/3として1500L分ということになる。車は2台が各1万kmで2000L。灯油は年間1000Lで給湯400L、暖房600L程度つかっていると思われる。以上合計4500L、CO2にして約11.3tである。調理用にLPガスも使っているが年間15m3程度なので90kg。合計11.4tとなる。
 電気は太陽光発電、車は自転車、給湯は太陽熱温水器、暖房はエコキュートを導入するとどこまで削減できるだろうか。太陽光発電は年間3000kWh、900L。自転車はがんばって3000km乗ったとして300L。給湯は半分まかなえたとして200L、暖房は深夜電力となり全量削減できるとして600L。合計2000L、5tの削減が可能だ。削減率44%。なおこれらで浮く光熱費は年間174000円、かかる費用は300万円。自転車分をのぞくと元をとるのに23年かかる。CO2を削減するにはお金がかかるのだ。でも23年の間に燃料費が高騰すればもっとはやく元がとれるし供給不足なんてことになった場合の備えにもなる。CO2削減は急を要するようだしやっぱりやるべきだろう。1,2年のうちには考えたいと思う。