「理系バカと文系バカ」


サイエンスライター竹内薫の本。この人の本は前にも読んだが、いいたいことはわかるが印象としてははっきりしなかった。この本も文武両道ならぬ文理両道が重要であることはわかるがやはり切り口がぼんやりしていて印象としてはっきりしない。文系、理系のイメージもはっきりしない(自分のイメージともちょっとずれている)し、わざわざわけておいてから融合しても説得力がない。この人も1960年生まれで同年代だが、そう言う意味では感覚は似たところがあるのでエッセイとして読めばわりといいと思うが、わざわざ読むような本でもないようであった。