衆院選が面白い

細野氏などが小池知事とくっついて希望の党を立ち上げるのは予想していたが、民進党希望の党になだれ込むというのは全く予想外。そこからはじかれた立憲民主党が意外に人気らしいのも面白い。民進党は2030年原発ゼロを公約にしようとして失敗し、共産党との選挙協力もするかしないかで党内が割れていた。自分で自党の方向を決められないなんだかわからない政党だった。民進党を希望と立憲民主に分けたことで連合の影響力を低減し、両党とも明確に原発ゼロを打ち出せたし、立憲民主は共産党との選挙協力の障害がなくなり、共産党の全面的な協力が得られそうだ。これは公明党と並ぶ安定票を手に入れたことになるから立憲民主は予想外に伸びるかも。希望の党ベーシックインカムなどしがらみがない面白い政策を打ち出していて面白い。前の民主党事業仕分けなどして財源をねん出しようとして失敗しているから小池知事がいうパラダイムを変えるというのは確かに効果的かも知れない。希望の党立憲民主党民進党より情報発信力が格段に上がっている。それが政権につながるかどうかはわからないが、少なくとも日本の政治はこれで進歩するのは間違いない。自民は野党の政策が思いつきと批判しているが、前原代表の政策案をパクっており自ら政策を考える力はない。政権にあることだけが目的の党だ。群馬3区は共産党が下りて自民と立憲民主の一騎打ちになるようだ。どんな結果が出るか楽しみだ。