カルテット感想


カルテットという映画はストーリーも演出もぱっとせずこれは受けないだろうなと思った。しかしこれほどずっしり印象に残るとは思わなかった。やはり曲、演奏のインパクトが強いのだがよく考えてみると数々のシーン、せりふなどにも音楽的なメッセージを感じるのだ。いかにもくさいドラマのようなシーンもあるのだが語られているせりふは音楽から見ると非常に重要なのである。ストーリーも面白いかどうかというよりは音楽的メッセージを発するために作られている感じ。やはり映画としてはこれではちょっと一般受けするわけがない。しかし自分には受けまくっている。あともう一回くらい見てみたいがコロナではいつまでやっているだろうか。都会ではもう終わってしまうようだが。