「ニッサンがルマンを制覇するとき」「鉄道員(ぽっぽや)」「くますけと一緒に」


ニッサンがルマンを制覇するとき」日産がルマンに挑戦し優勝するという小説。架空の話しで題名から結末もわかっているので手に汗はにぎらないがまあよくドキュメンタリー風に書くものだ。この小説のあとマツダがルマンを制覇したことがある。「鉄道員(ぽっぽや)」映画にもなったが本は恵まれない境遇の人が死者に癒されるという内容ばかりの短編集である。はまれば感動的なのだろうがはまらなかったので面白くない。「くますけと一緒に」熊のぬいぐるみをかたときもはなせない10歳の女の子が主人公の少女漫画的小説。しかしくますけは存在感も存在理由も大きく、一方話は現実と矛盾しない範囲内でおさめておりかなり面白かった。