「眠れる森の美女たち」「平城京殺人事件」「サンタクロースの嘆き」


「眠れる森の美女たち」キャリアウーマンが老後を過ごすホームを作った精神科医の女性とそこにやってくる女性たち。これはフィクションなのかエッセイなのか。まああまり興味はない。「平城京殺人事件」西暦730年ごろの平城京を舞台に長屋王を陥れる人たちの物語。推理小説のような題名がついているが殺人がおこるのは小説の最後であり歴史小説である。あんな古い時代のことをよくもみてきたかのように書くものだ。斬新で面白かった。「サンタクロースの嘆き」いちおうクリスマスなので。別荘への侵入者を殺してしまった中学生の女の子と刑事と犯罪組織。まあまあ面白かったかな。推理小説は最後の部分でどうしてもつじつまあわせを無理やりするようなところがあるがそんなことを問題にしていると楽しめないので今後はそういうところには積極的に目をつぶることにする。