エコキュートと太陽熱温水器2


しかし実際のところエコキュート太陽熱温水器は相性が悪い。太陽熱とガスであればガス給湯器の前に太陽熱温水器を設置すればOK。しかしエコキュートの前に太陽熱温水器を設置するわけにはいかない。太陽熱により温水になったとしてもエコキュートは既に深夜にお湯になっているのだからかえって冷ますことになる。これまでのところはお風呂に太陽熱の蛇口とエコキュートの追い炊き口を設置してお風呂は太陽熱温水、他の蛇口はエコキュート温水にしようかと考えた。太陽熱温水をエコキュートの熱交換器による追い炊き口につないでそれを各蛇口に配管してもいいかもしれない。それが可能なのか不明。暖房用配管も基本的に熱交換器でありエコキュートのお湯は使わないのでエコキュートのお湯はずっとそのままということになる。くさってしまうかも。なお実は開発元のデンソーにより太陽熱温水器とのハイブリットエコキュートが開発されている。しかし市販はまだないようである。そんなことされると電気を使わなくなってしまうので電力会社がストップをかけているのだろう。エコキュートを導入するのはそのシステムが販売になってからの方がいいかもしれない。
 ところでCO2量を計算して思ったのだが自動車のエネルギー消費は莫大である。通勤1日往復24kmで3Lのガソリンを消費するがこれは冬の給湯を暖房を含めた1日の灯油消費量と同じで、1日あたりの電気エネルギーの2倍にあたる。つまり1日自転車で通勤すれば家の1日分の灯油によるCO2をキャンセルできることになる。実際に自転車こぎに投入しているエネルギーは240kcalだから灯油にしてわずか30cc、電気にして300Wh程度。人間一人を通勤させるのに実際にはこのくらいのエネルギーしか必要でない。残り2970ccのガソリンは車体を運ぶために使っているのだ。これぞエネルギーの無駄遣い以外のなんであろうか。なお300Whを1.5時間で使っているので自転車出力はわずか200Wということになる。これからみると3kWの太陽光発電パネルはなんとも偉大である。