「江戸と現代0と10万キロカロリーの世界」


前に読んだ大江戸生活体験事情と同一著者。書いている内容もほぼ同一でそれほど目新しくはない。江戸時代は化石燃料がなく、エネルギー消費量は0であり、現代は一人当たり10万キロカロリーつまち1tの水を100度上昇させるだけのエネルギーを化石燃料から得ている。そのおかげで車を使ったり冷暖房完備だったりととても便利な世の中になってはいるが江戸時代はそんなに悲惨な生活だったかといえばそうでもないというのがわかる。消費エネルギーが現代の約半分だったのは1975年の万博のころだそうである。日本は国際社会に2050年にCO2半減といっているそうだが万博のころに戻るくらいなら出来なくもない気もするし、6kWの太陽光発電と普通の太陽熱温水器で1日あたり4万から5万キロカロリーは稼げそうである。CO2半減はそれほど恐ろしいことでもないようである。