コンビニ深夜自粛


雨合羽については一度下をはかずに雨の中自転車で通勤してみたのだがズボンのすそが泥だらけになってしまった。よってたとえ汗でびしょぬれになったとしても下もはいたほうがよい。さて表題の件。京都や埼玉の首長が温暖化防止のためコンビニの深夜営業を自粛させようとしているみたいだがこれほど目的と手段が遠くはなれた話も珍しい。ほうっておいても消えるだろうがどんな話がからんでくるか書いてみたいと思う。やることのメリットとしては温暖化防止なのであるが発電所、特に出力調整を原則しない原発はたとえ深夜の電力需要がなくても動かさなくてはならない。いってみればコンビニが使っている電気は需要があってもなくても発電されてしまう電気ともいえるのでコンビニが営業を自粛しても発電量がその分減るとは限らない。もちろん原発比率が少ない電力会社なら発電量は減るだろうが出力調整に伴う効率の悪化もあるのでCO2がへるかどうかはわからない。要は温暖化対策という目的からいってこの手段が有効なのかどうか不明なのだ。つまりメリットはあるかどうかはっきりしない。一方デメリットはこれでもかというくらいたくさんある。当然その時間には物が買えなくなるし公共料金の支払いなどもできなくなって深夜に仕事が終わる人は困ることになる。コンビニの配送が昼間になるので渋滞などにより配送効率が悪くなってCO2が増える原因にもなる。交番はどんどん減っているのにコンビニもなくなれば防犯上もよろしくない。深夜に地震が起きた時にコンビニが営業しているのは防災上も重要なことである。このようにコンビニは現代生活の上で重要な地位を占める。温暖化対策は昼間こそしなければならない。昼間はコンビニの蛍光灯を消し、太陽電池をつけろということなら納得できるのだが。まったくピント外れとしか言いようがない。こんなバカな首長はリコールしてささっと首にすべきである。それにしても埼玉は知事に恵まれないものである。