タクシーメーターZOC


今週の「ガイアの夜明け」を見た。タクシー業界の話だったがZOCというタクシーメータがでてきた。初乗り800円で15分または5kmまで、以降は15分または6kmごとに800円加算される。メータには残り時間と距離が表示され加算される前に音や色で警告するのである。非常に粗い設定だが私はこういうのがいいと思う。タクシー利用でいつも不満に思うのが第1に到着直前でメータが上がること、第2に小銭が面倒なこと、第3に乗ってみなければ料金がわからないこと。つまり高い安いの問題は不満としては2の次なのだ。このメータのように料金と上がるタイミングが明確だとメータが上がる直前に降りて歩くとか、時間や距離に余裕があるから買い物によるといった使い方が可能になる。つまり利用者が主体的に使えるタクシーとなるのだ。だったら最低料金1000円にすれば小銭がいらなくなるので私はそういうのがいいと思う。そもそもタクシーは高いと思われているが本当に高いのか。自家用車の費用は1日1000円程度乗っても乗らなくてもかかっている。一方タクシー料金は通常は1km300円程度(上記ZOCは130円程度)。よって週に23km以下の利用ならタクシーの方が安い。週に53km以下の利用ならZOCの方が安い。まあコンスタントにこの程度の距離しか乗らない人はあまりいないだろう。だからやっぱり高いのは事実。しかしZOCのように使いやすくすれば需要は増えるのではないだろうか。