群響のブラ4


昨日は群馬音楽センターで群響を聴いた。往復燃費は27km/l。曲目はドボコンとブラ4.ドボコンはあらためて聴くとこんな難しい曲やったんだなーと思う。チェロが先に行きたがるがオケはそんなつもりはないようでちょっとチェロ側に不満が残るような気がしたが、あとでふれあいトークに指揮者と二人ででてきたのでそんなこともなかったのだろうか。指揮者トゥルノフスキーさんはもう81歳の計算だ。元気であれば音楽家に歳は関係ない。ブラ4はわりと速くあっさりとした演奏だったがきれいだった。今回も弦の一体感は十分でまたとてもきれいだった。さすがプロなのだが、プロらしくない熱さも感じられて楽しかった。今回は木管もわりときれい。このところ群響はレベルアップしているように感じられる。そうすると気になってくるのは会場で、この演奏ならもうちょっといい響きが感じられるはずなのに、そうでなく残念という感じ。ふれあいトークで指揮者もいいホールがほしいと言っていた。演奏者にとってもそうなのかなと思った。今日のシルクならもっといい演奏になるだろう。弦の一体感を阻害するのはほんのちょっとの遅れ。時間にして0.05秒かそれ以下かも。弓さばきのほんのわずかな違い。アマの場合にはずれがはるかに大きいのでもっと悪くても一体感がでるのだろう。プロだとこのくらいでも気になる。指揮者は演奏後なんどもオケのおかげというようなジェスチャーをしていたが、指揮者もオケのレベルアップを喜んでいるのかもしれない。