「奴隷の時間 自由な時間」


柳井正の本の対極に位置するような考え方。奴隷の時間とは労働であり、自由な時間は自分のために消費する時間のことである。時は金なりというが、確かに労働は時間を金で売っているわけなので時は金であるのだが、逆はできない。つまり金を払っても時間は買えない。だから時間を大切にし、奴隷の時間はなるべく短縮すべきである。少なくとも将来のために今を犠牲にするような生き方はすべきでないということだ。会社は監獄であり、そこにいてもいいことは何もない。自分の充実した時間を過ごせる方法を第一に考えるべきだとも言っている。森永卓郎の年収120万円時代などとも通じる考え方だ。しかしその元が宗教なのでちょっと現実離れと感じるところもある。まあ対極の考え方として知っておいて損はないだろう。簡単にいえば仕事に縛られない生き方ということであり、そんな難しい話ではない。