佐野第九


佐野の第九を聴きにいった。第九は12月に3回あるが、実は最後の足利の方がいいのではないかと言う気はしていた。最後の第九だと群響も燃えるかもしれないし、指揮はのだめオーケストラの梅田君だし。佐野を選んだのは自由席だったからだ。指揮は円光寺雅彦。聞いたことあるような人なので有名な人なのだろうと思ったが、残念ながら私にはまったく合わなかった。群響は手抜きせずにがんばって弾いていた。ベーストップはやはりすごい。人間業とはおもえない弓さばき。ベースを弾くならああいう風に弾きたいものだ。おとなしいチェロトップとの対比が面白い。同じ音楽家でもあれほど弾き方が違うとあわすのも難しくなりそうだがどうなのだろうか。指揮者は合唱はよく歌わせていたように思った。合唱はよく声がでて気持ちいい。しかし、オケに対してはどうも緊張感が伝わってこず、せっかく群響がよく弾いてくれても楽しめなかった。相性の問題かとも思うが。音楽とはプロがやっても難しいものである。