ベートーベンウイルス14話まで


公演は成功したが市響がプロオケになってしまったため公演した団員たちは首になるが研究団員という無給の立場で居座ることに。市響は第九をやることになり人数確保の名目で研究団員も演奏できることになった。まあいろいろあるが第九も一応成功。しかしその後市長選とからみ、詐欺にあった件や経歴のない団員が政争の具になりそうになりカンマエは研究団員を首にし、かわりにオケフェスティバルでいい評判をとればまた市響に戻すということにする。研究団員たちはゴヌの指導でマウスフィルとして練習しカンマエはひそかに後押しをしてオケフェスティバルに出演するが研究団員たちを戻したくない市長の邪魔で演奏は止まってしまう。ところでルミはゴヌを捨て、カンマエと相思相愛になったはずだったが耳も聞こえなくなりまたカンマエとの距離もはなれていく。
 まあいろいろエピソードがあり見ていて面白いがファンカのようにハッピーエンドに突き進むというわけでもなくルミとカンマエもくっついたはいいが先に進まないし、ゴヌの活躍もなかなかうまくいかず、カンマエとの関係もさっぱりでいまいち欲求不満が残る。欲求不満があるから次を見たいと思うのか。でもこの調子だと残りもそんなさっぱりとはいかなそうだ。音楽家は政治家とつきあっていく必要性があることは太田市の例でもわかることで、そうなれば政争の具にされることもあり得ることであり、少なくともお金がそれほど絡まないアマオケの場合はたとえおいしい話があってもなるべく政治とは距離をおいておくべきだと思う。それにしても音楽家は理想を高く持っているのにこんな世俗的なことにもまみれていかなければならず大変だ。現実のプロの世界ではこんなに極端ではなくても多少なりともあることなのだろう。