日産リーフ燃費42キロ米EPA認定プリウスの倍

朝日新聞の記事。1ガロン3.785Lが33.7kWhに相当するとして算出されたらしい。8.9kWh/Lということになるが、通常の熱量換算では10.1kWh/lといわれるから13%程度は充放電で失われるとの判断だろうか。42KM/Lということは4.7km/kWhということになるので24kWhの電池を積むリーフが走れる距離は113kmということになる。まあそれはいいとして、上記は単純な熱量換算に充放電効率をかけただけのものだが、通常は発電所で発生した熱量は発電効率と送電効率により末端ではその30%程度しか利用できない。よってプリウスと比較するならリーフの燃費には30%をかける必要がある。そうすると・・・リーフの燃費はわずか12.6km/l。プリウスの倍どころか半分だ。ほんとにどうしてこう世の中には電気自動車が環境にいいと脳天気に考えているやつが多いことか。電気自動車がCO2を出さないなどというのはCO2を出さない発電所の増設とセットでなければ意味がない。もちろんそれが太陽光や風力なら環境によさそうだが、現実には費用がかかりすぎるから現実解は原子力発電所である。そうなれば核廃棄物の問題等あるから環境にいいかどうかは議論を呼ぶところだ。朝日は原発には反対ではなかったのか?電気自動車を喜んでいていいのか?電気自動車の普及は原子力発電所の増設を意味するとどうして気づかないのだろうか。