3億円

新聞のどっかに書いてあったのだが、どっかの市町村が子供手当負担分3億円を払うのをいやがった理由が、3億円あれば150人収容の保育所を1つ作れるからとあった。新聞の書き方は当然保育所を作る方にお金を使った方がいいという書き方だったのだが、そうなのだろうか。3億円を150人で割ると200万円。もし1万人で割ったら3万円。150人に200万円ずつかけるのと1万人に3万円ずつわけるのとどっちがいいのかという問題だ。200万かけて作ってもらった保育所に入る人は割安になるが、入れない人は高い保育所にいくことになる。なのに税金はどっちも納めている。入れた人は税金のおかげで得するが、入れない人は税金を払わされた上に税金の恩恵も受けられない。また、保育所を作ってもいずれ少子化で不要になることも考えられる。私は思う。保育所に金をかけすぎだろうと。金をかけるなら全員受け入れるべきだし、そうでないならやはりなるべく多くの人に手当をあげた方が公平だろう。あるいは保育所にかかったお金を手当するということでもいいだろう。そう考えれば保育所を作ることに金をかけるというのはやっぱりあまりよくないように思う。子供手当の方がいいと思う。しかし3億円を子供手当にしたところで上記問題が解決するわけではない。全部の保育所にかけるお金をまず削り、それを子供手当でばらまき、各種保育所はばらまかれた手当をかき集めて経営するというのがいいだろう。一部の人が恩恵を受けるよりばらまきのほうがずーっとわかりやすいと思うのは私だけだろうか。