佐野第九

今日は朝、足利のハイキングコース大小山へ。風が強い日だったが登る側は風の向きの反対側で風に吹かれることはなかった。300m程度の山だが、頂上の眺望は360度見えてまた強風のため遠くまでよく見えてすばらしかった。大小山の展望小屋には初日の出のときには数百人がくるそうである。おりて佐野のやすらぎの湯にはいってから佐野の第九へ。去年の円小路指揮はがっかりだったのだが、やはり佐野は自由席なので今年も佐野に聴きにきた。今年の指揮は渡辺一正。きちんと計画された棒の動き、振り過ぎない指揮、明確な指示、私から見ると指揮者がやるべきことをきちんとやる緊張感のとぎれないいい指揮だった。生で聴いた第九のなかでこれまでで一番よかったと思う。名演ではないか。演奏も最近はやりの軽い演奏でなくオーソドックスな演奏で好みだった。ついこの間こちらも第九を演奏したばかりだからビオラなどの弾きっぷりも興味を持って聴いた。しかしビオラが忙しく動くところは聞こえない。聞こえるのはゆっくりのところで、音色がすばらしかった。ビオラの音色はほんとにアマとプロでは雲泥の差だ。あんな音を出してみたいものだ。一方チェロ・ベースはトップ不在のようでいまいちぱっとしなかった。音程もなんか低めで高めの管楽器ともだいぶ合わない。レシタチーボの出だしももう少しプロらしい音をだしてもらいたかった。バイオリンはコンミスあやのさんとあやちゃんがやっぱり光っている。近くで見れて満足。楽しかった。