新聞と池上彰

池上彰がおお流行りである。うちもガッテンから池上彰ニュースにシフトしたが、他局にもよくでているし、寝る暇があるのか、体がもつのか心配になってしまう。実は週刊こどもニュースも結構よく見ていたのだ。なぜこれだけ彼が受けるかといえば、他を見てもよくわからないからということだろう。実は皆わかりたいと思っているのだが、新聞やニュースを見るだけでは背景やニュースの意味などはわからない。勉強が必要だが、勉強のしかたもわからないし時間もなかったりする。そんな人のためにわかりやすい丁寧な説明をしてくれるのは今のところ彼だけなのだ。また、いいのは説明のわかりやすさだけではない。テーマの取り上げ方が良い。そしてあるテーマについて一貫した説明があるのがよい。わかりやすさだけではなく、テーマを決めて一通りの解説があるところがいいのだ。これらは池上彰の専売特許ではない。他の人や新聞やニュース番組でもやろうと思えばできるはずのことである。なぜ彼をまねしてくれないのだろうか。たとえば人口問題とか少子化問題とかはこのブログでアパートの話を検討した時も現在が崖っぷちであることが分かってびっくりしたが、池上彰の解説でもたしかにその通りだった。でも新聞やテレビニュースではそんな問題はまったくわからない。意図して取り上げないようにしているのだろうかと思うくらい、伝わってこない。なぜなのだろうか。新聞やテレビは池上彰風解説をただしないだけではなく、できないのだろうか。できないから小沢の金とか証人喚問とかはっきりいってどうでもよい、将来になんの影響も及ぼさないような問題ばかりとりあげるのだろうか。何が問題なのかを認識する能力が新聞やテレビになくなってきているのだとすれば、新聞やテレビが衰退してネットの時代になるという話もあり得ない話ではないのかもしれない。