やっぱり注意すべきは風

オーストリア気象庁がこんなシミュレーションをしているようだ。
http://www.zamg.ac.at/aktuell/index.php?seite=3&artikel=ZAMG_2011-03-15GMT08:26

15日に4号機の火災がおきたから放射能が上がったと思っていたがほんとに単純に風向きだけの問題だった。22日にも上昇しているがやはり風向きだ。
http://www.zamg.ac.at/aktuell/index.php?seite=2&artikel=ZAMG_2011-03-21GMT10:22

群馬にきているのはこの2回だけでほんのわずかであり、ほとんどの時間は西風で海側に拡散しているのでこんなもので済んでいるが、ほんのわずかの時間群馬や東京にただよっただけでほうれんそうなどが出荷停止になるほど問題になっているのだ。しかもヨウ素半減期は8日だから半減期をすぎてから問題になっているので風がこっち向きのときには短時間で相当多量な放射能が降ったと思われる。もしずっと東風ならこの辺も住めなくなっているに違いない。テレビ解説者たちはチェルノブイリのようなことにはならないし健康被害はないと口をすっぱくして言っているが実際には単に風向きに助けられているだけで、すでに拡散放射能は1000万キュリーと予想しレベル7のチェルノブイリに匹敵すると考えている学者もいるし、チェルノブイリは燃えちゃったので10日で収束したが、福島はもっとかかるし4台も放射能を出しているからチェルノブイリを越えることも十分ありうる。今後も風向きの天気予報をよく確認し、マスク、帽子をかぶり、上着はよくはたき、なるべく外出しないというのがいいだろう。

ところで昨日震災前に放送したガイアの夜明けを見た。娘の卒業式にきて行く思いでの背広を仕立て直す話だったが、その人の住んでいるところが福島県大熊町だった。今回の20km圏内の避難指示区域である。卒業式どころじゃなくなっちゃった。どこに避難しているのだろう。ガイアのHPによれば家族で無事に避難しているようだ。