4号機に水はあるか

4号機は水素爆発した。その水素はどこからきたのか。もし言われるように燃料棒のジルコニウムと水蒸気が反応したのだったら、計算ではたとえ水が循環しなくても水がそこまでなくなることはないはずだから水が漏れたということだ。そして15日の時点で爆発したということは水は16日ごろになくなって燃料棒が溶け、プールの床も溶け下に沈んでいっているはずだということになる。もうとっくにメルトダウンしているということだ。4号機の建屋は最初穴が二つあいていたというはずだったが今はぼろぼろだ。それは燃料棒の溶ける熱でコンクリートがぼろぼろになって崩れていったのではないか。水が見えたというがそれはとなりの燃料棒の入っていないプールだったのではないか、そんなのがあるらしいのだ。もちろんこれは一説であり、水素はジルコニウムの反応ではないという人もいる。どっちが正しいかわからないが、どっちにしても今よりそんなに悪くなることはなさそうだ。もう福島原発チェルノブイリの数分の1の放射能を排出しているらしい。西風が多いしチェルノブイリのように大火災がないからそんなにおおごとになっていないが、まだまだ長びきそうだし燃料の量も多いから累積放射能放出量とすればチェルノブイリを超える大事故にもなるかも知れない。放射線もれでニュースになっていたころが懐かしい。確かに健康被害はないかもしれないが放射能が花粉のように飛んでくる時代になってしまったのだ。今後は原発を使うなら事故はあるものだとしなければならない。本来それが当たり前だが。事故のある原発で豊富な電気を享受し放射能とともに暮らすか、地球のことは脇において火力で電気を作るか、はたまた電気の安定性に目をつぶり自然エネルギーで我慢するか。チェルノブイリもスリーマイルも今でも動いているからやっぱり人間は放射能とともに暮らす道なのだろうな。