邑楽町町議選

日曜日は町議選。衆院選とかと違い、誰に入れればいいのか誰も解説してくれない。候補者は17人で3人落ちることになる。だいたい、このレベルの議会というと役場の仕事を取りたい建築会社の社長とかばっかりというイメージだったが、候補者を見るとそうでもない。選挙公報から見る出身組織は、公明党1人、共産党1人、三洋関係3人、役場2人、東和銀行1人、本田技研1人、NTT1人、福祉法人1人、営業職1人、建築士1人、機械工業1人、不明が3人(うち1人は町議会議長)。意外とばらけている。イメージに合うのは建築士ぐらいなものか。また、意外に新人が多く、公報からははっきりとはわからないが、6人が新人のようだ。現職のうち二人は2009年の補欠選での当選だからまだ2年しかやっていない半分新人だ。つまり過半数新人みたいなものだ。さて誰を選ぶか。共産党公明党は組織票があるから自分が入れることはない。女性が二人いるが女性が入れるだろうから自分はそれ以外にする。邑楽町はいつでも町長派と反町長派が対立して話題になるが、誰が町長派なのかもわからないし、町長派と反町長派のどっちがいいのかもわからない。どちらにしても対立より建設的な議論をしてもらいたいと思う。そんな意味で新人に期待をかけることにする。今の町長はホールを作るといって当選したはずだが、実現しそうな話は聞かない。もともと邑楽町は新役場をつくるにあたり、建築案のコンペをやるという面白いことをした。しかし当選したのは鉄枠をステンレスバンドで組み立ててパネルを張るというちゃちいものだった。その案のなかにホールもあったのだ。しかし前の町長がしらばっくれてその案とはまったく関係なく新役場を作ってしまいホールの建設はやめてしまった。それに反発した勢力が現町長を当選させてホールを作ろうとしたわけだ。こうして震災が起こってみるとちゃちい役場でなくてほんとによかったと思う。太陽電池もついているから停電のときも役にたっただろう(ほんとに役に立ったのかどうかは知らないが)。公報をよく見ると今の新役場を作るときの役場の建設室長だった人が新人で出ている。あの状況であの役場を作れるというのはかなりの剛腕なのだろう。剛腕がいいときと悪いときがあるが、今はいいときかも知れない。ということでこの人に入れることにした。結果、その人は当選。落ちたのは役場出身1人、営業職1人、不明1人。不明な人はほんとに公報からはなんにもわからない人なのでどうでもいいが、あとの二人はいい感じだったので残念。いつも思うが14人当選なら14票くれればいいのにと思う。