戦場ヶ原

奥日光の戦場ヶ原に行ってきた。赤沼からバスに乗り小田代が原で下車。水がたまりすぎて池になってしまった小田代が原のわきから湯滝方面に歩いた。湯滝に近づくとなぜか魚の腐ったようなにおいが漂ってきた。湯滝は今回初めてみたが、おそらく最近の雨で水量もふえているのだろう。すごい迫力でびっくり。袋田の滝なんかより見た目ぜんぜん凄い。あまりに凄いので脇の階段をのぼりつつ見ていったら階段を上がりきるとそこは湯の湖だった。湯の湖は一周3kmということで一周し、途中でお昼をたべて道を戻り、戦場ヶ原のわきをあるいて赤沼に帰った。雨がふったりやんだりの天気だったが、帽子、合羽、靴は登山用にそろえた防水のものだったので傘も不要で雨をほとんど意識することはなかった。今回は登山ではないがいい道具をそろえておくとなにかと便利である。戦場ヶ原という地名は古戦場だったのかと思っていたら、中禅寺湖をめぐり男体山赤城山が戦ったという昔話にちなんでいるらしい。戦場ヶ原より湯滝や湯の湖のほうがずっと面白かった。ところで湯の湖では先日の震災で重油が漏れ、いちおうかき集めて処理はしたようなのだがオイルフェンスが残っていたりして重油成分は残っているようだ。一方温泉のお湯もとうぜん流れ込んでいて硫黄のにおいがすることになる。湯滝の下でただよっていたにおいは硫黄と重油のまじったにおいだったのだ。つまり腐った魚と漁船の燃料がある漁港のにおいに近かったということになる。硫黄だけなら温泉のにおいと思うだろう。重油が混じっているので魚の腐ったにおいに感じたのだ。