「原発はいらない」
京都大の熊取六人組といわれる一人、小出裕章の本。書いていることはそれほど目新しくないが、現役のこの分野の研究者なだけに内容は信頼できる。放射能汚染された作物について面白い意見を述べている。現状は放射能が基準値以上になった場合、その地域いったいの作物を出荷停止にしているが、そういったことはすべきではないといっている。それぞれの作物に放射能測定値をつけて出荷すべきであると、基準値を上回ってもである。その値をみて、子供は食べないようにし、被災地を応援したい高齢者は福島のものを積極的に食べればよいと。確かにその通りだ。しかし測定器は足りないだろうなあ。
- 作者: 小出裕章
- 出版社/メーカー: 幻冬舎ルネッサンス
- 発売日: 2011/07/16
- メディア: 新書
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