ＥＴＶ特集

日曜日のＥＴＶ特集を見た。2008年頃今回の震災と同様な規模の貞観地震について産総研と電力会社で議論になったことは震災後ネットで見て知っていたが、実は２０年も前に同様な手法で貞観地震の証拠をつかみ論文発表していた研究者がいたそうだ。そして東北電力女川原発はその論文を参考に独自の調査を行い、地震対策をやったそうだ。その結果、女川原発は地震の揺れも津波ももっとも激しかったところにあって被害を免れた。地震は想定外であったのではなかった。女川と福島の違い、つまり東北電力と東京電力の違いは当然やるべき調査や対策を行ったか否かだけの違いだったのだ。なお番組中ではないがネットの情報だと電源も女川でも２系統停電したらしいのだが電源が３系統あったので電源喪失にはならなかったようである。もちろん水没しなかったのでディーゼルも動くだろうし。結局のところ日本で原発を動かす資格があるのは東北電力だけだ。東京電力は原発免許を剥奪すべきだし、他の電力会社も東京電力の怠慢を見逃した国の審査を受けているだけなのでとりあえず免許停止にすべきである。そして日本中のすべての原発を東北電力の管轄とし、日本国中の契約者が東北電力と契約することを認めるべきである。東北電力は地震や津波に耐えられる原発だけを受け継ぎ、そうでないものは廃炉にするべきである。原発というと科学技術の粋と思われるが実際に科学的に防災をしていたのは東北電力だけだった。他の電力会社は金をかけて科学をねじまげていたのだ。そんな会社はいずれ負けるのだ。日本が太平洋戦争で負けたように。