「脱原発の経済学」
「経済学」といっている割にはとっても文学的な本。稼働率を横軸にとって原発や、石油、石炭火力を比較していて、それはとてもわかりやすかったが、この本によれば稼働率63%以上だと原発が一番安くなるのだが、地震や点検により原発の稼働率はこの値を超えることができず、原発は一番安い電源とはなっていない。それ以外のところは文学的で、自分が書いてるのとかわらず、あまり説得力はなかった。なお、面白かったのは地球温暖化対策を本気でやるつもりならまっさきにやるべきことは自転車道の整備みたいな話があって、これはなるほどと思った。
- 作者: 熊本一規
- 出版社/メーカー: 緑風出版
- 発売日: 2011/11/09
- メディア: 単行本
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