「石油ピークで食料危機が訪れる」
著者は石油開発公団等に在職した後東大工学部教授になった人。その人がもう石油ピークはきているといっているので、前に2020年にはガソリンが手に入らなくなるという話も本当かも知れない。だとすればCO2削減どころではなく、それは自動的に行われるので石油がなくてもすむようにする必要があるが、著者は再生可能エネルギーなんてエネルギーの質が悪くてだめだし、石炭、天然ガスも資源量はあるといわれているが、実際には質の悪いものが残っていてだめだといっている。石油がなくなったらかわりはないのだから、エネルギーを使わない社会にしないといけないといっている。そして分散型エネルギーが主体になると言っている。他と似たような結論になっているところもあるが、この本特有の主張はいまひとつよくわからなかった。とにかく石油が思い通りに使えない日は近いと思っておいたほうがよいようだ。
知らなきゃヤバイ!石油ピークで食糧危機が訪れる (B&Tブックス)
- 作者: 石井吉徳
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2009/09
- メディア: 単行本
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