「地震と火山の日本を生きのびる知恵」

 基本的にあまりおもしろくなかったのだが、面白かった話題がいくつか。
 震災後の余震はだいぶ減ってきてみんな安心しているだろうが、この規模の地震になると何年かたって最大余震ということがありうる。M9の地震なら最大余震はM8あってもおかしくはない。もちろん津波も襲ってくる。 震災は余震だけでなく内陸部の活断層による地震も引き起こす。また、火山も刺激する。震災後地震が増えた火山が全国に10くらいはあるようだ。この辺では日光白根山とか。日本では7000年ごとに日本中に火山灰をとばす巨大噴火が起きているそうである。そして前に起きたのは7000年前で九州の縄文人が全滅したそうだ。つまり次の巨大噴火がいつおきてもおかしくないとのこと。ただし地震と違い噴火は予知できる。日時や規模まではわからないが、噴火しそうだということは確実にわかるそうだ。
 一方東南海地震の方は今回の震災に刺激を受けることは無いらしい。だが、こちらはこちらで300年周期のものが300年おきてないので刺激とは関係なくいまにもおきそうとのことだ。つまり日本は最大余震、活断層地震、火山の巨大噴火、東南海地震のどれもがいつおきてもおかしくない状況にある。
 話はかわるがアトランティス大陸の話。これはプラトンが1万年前に起きた事実として書き記したものだが、地球科学的に推理すると大陸は誇張で、ギリシャエーゲ海の島クレタ島のミノア文明が正体であったということだ。そして近くのサントリーニ島が中央都市メトロポリスであったらしい。そして紀元前1620年ごろにサントリーニ島は大噴火を起こしてメトロポリスは全滅、ミノア文明は消滅した。これがアトランティス伝説になったということだ。
 あとは地球科学者の半分は地球温暖化に懐疑的でむしろ寒冷化を心配しているとのこと。CO2というのはそしたら減らすべきなのか増やすべきなのか。
 まあとにかく地球科学は地球の歴史46億年を対象とする学問なのでみんなもっとのんびりしたらということのようだ。

地震と火山の日本を生きのびる知恵

地震と火山の日本を生きのびる知恵