「東京電力、原子力発電事業から撤退!」

表題はウソです。こうなるといいな、と自分勝手に思っていること。どこにもこんな事実はありません。どうしてこうなるといいと思うかというと、理由としては下記のようなことが期待できると思っているから。
・誰が見ても原発事故を反省したと思ってもらえる。
・もう原発のためのうそをつく必要がなくなるので信頼が回復できる。
・安全投資を抑えられ、廃炉および廃炉技術開発に集中できる。
原発の稼動は不透明であり、不確実性を減らせる。
・火力の最新鋭設備への更新を全力で進められる。
・増えている再生可能エネルギーに対応しやすくなる。
・コジェネからの電力買取量をふやしやすくなり、社会全体のエネルギー効率が上がる。
・石炭火力からのCO2回収に本腰を入れられる。メタンやメタノールに合成して売り出したりもできる。
・燃料費を減らすため、あるいは将来の燃料費高騰に備えるため、自ら小水力や風力など再生可能エネルギーの活用に積極的になる。
とはいえ原発から撤退というと現存原発をどうするかという問題がある。活断層問題等がないことが証明され安全投資した上でないと、他社は東電の原発をひきとらないだろうし、他社がひきとってもよいと思うくらいの状態ならば自ら発電したほうが儲かるのはあたりまえだ。無償譲渡ならだれか引き取るかも? 自ら手持ちの原発をさっさと廃炉にするという手もある。東京電力は手持ちの原発が福島も新潟も活断層地震と大津波でやられた実績があるのだから、他の電力会社に比べ直ちに廃炉にする理由はあるといえる。
そうはいっても非現実的ではあるが、原発をさっさとあきらめ、政商の座を返上し、コジェネ、再生可能エネルギー、CCS、スマートグリッド原発廃炉技術で世界のトップにたち、日本でなくても世界のどこでもやっていける会社となる気概があってもいいのではないかなと思う。