オール電化の損得

給湯に年間500Lの灯油を使っていたとし、年にLPG24m3使っていたとしよう。給湯エネルギーは年間5000kWh。エコキュートのCOP3とすると使う電気代は1666kWh。深夜電力11.82円とすると給湯費は年間19700円。灯油1L100円とすると灯油代は年間5万円だったわけだから年間3万円浮くことになる。LPGは1m3=34kWhとすると年間816kWh使っていたことになる。ガスコンロの効率40%、IHの効率90%とすると、実際に使用した熱量は326kWh、IHにした場合の電力量は363kWh。朝晩電力料金25.2円であれば年間IH電気代は9140円。LPG代は年に3万円だったので年間2万円浮くことになる。また、基本料金が若干安くなり年に4500円浮く。他の電気が深夜電力になった効果はわからないが仮に月500円安くなるとすると年に6000円浮く。合計年に6万円、月に5000円浮くことになる。ジョイフル本田ダイキンエコキュートパナソニックのIHのセットが工事費込みで52万円くらいだったので9年でもとが取れる計算だ。今後電気代はあがるだろうが、灯油もLPGもあがるかも知れないからどっちが有利かはわからないが、まあとにかくオール電化は経済的には悪くない。そして原発が動かなくても再生可能エネルギーが増えれば社会効率的にも悪くないものなはず。ただし夜間は風力や地熱が増えてくれないといけないが。