夏の電力需要の考察

今年の夏の東京電力の電力需要は気温30度では350万kWも需要が増加したのに最大電力は去年とほぼ一緒だった。気温1度あたりの電力増加は55万kWであった。節電を意識しなかったと思われる2010年の気温1度あたりの電力増加は75万kW、節電を意識したと思われる2012年のそれは100万kW。人々が2013年に2010年より節電を意識しないことはないだろうから2013年も実際には75万kWとすれば残り20万kW分はおそらく太陽光の自家発電分ではないか。そして30度における2010年と2013年の差約800万kWはエアコンとは関係ない部分の節電かと思う。というわけでここでの勝手な結論は・・・2010年と2013年の差の1000万kWのうち800万kWはエアコンと無関係な節電で、200万kWは太陽光発電による節電。実際には太陽光の自家発電分より系統に乗るほうが多いだろうから太陽光による節電はもっとあるだろう。ピークカットという意味においてまだまだ太陽光は価値がある。