「クラウドソーシングの衝撃」

クラウドとは雲ではなくて群衆のこと。仕事を細分化してネットを通じて外注することである。そのことにより仕事の効率はあがり、コストは下がる。欧米では相当な数の企業や個人がそうしたサイトに登録し、オバマさんがクラウドソーシングを積極的に進めるよう御触れを出し、英語圏ではインドも含めた世界的な市場で取引され、インドやフィリピンでもできるような仕事はものすごくコストが下がっている。日本は言葉の壁で取り残されているが、国内のそういうサイト(ランサーズとか)もできつつあり、そういう市場が形成されている最中だ。しかし言葉の壁があったり、日本の終身雇用の大企業だと余剰人員を多く抱えていたりしてとても外注できないようだと、クラウドソーシングを使った劇的な低コスト化に乗り遅れるよ、とこの本は指摘している。中小企業はクラウドソーシングは利用しやすいが言葉の壁が大きく、日本国内だけではそれほどの低コスト化は見込めない。一方社内の余剰人員はクラウドソーシングの波に飲み込まれると失業や劇的な給料ダウンに見舞われることになる。クラウドソーシングに対応できるような仕事能力、英語能力を身につけておいたほうがいいよ、という話だ。確かにこれだと英語能力は仕事能力に直結する。またTOEICとか受けてみようかな。

クラウドソーシングの衝撃 雇用流動化時代の働き方・雇い方革命 (NextPublishing)

クラウドソーシングの衝撃 雇用流動化時代の働き方・雇い方革命 (NextPublishing)