結果と経過

ルーデンスのような趣味活動では結果より経過を大事にするべきという考え方を昔から持っていて、結果重視の考え方には反発してきた。一方仕事というものは経過は関係なく結果をださなければお金はもらえない。そういうものだと思ってきた。しかし「勝ち続ける意志力」の日本初のプロゲーマーという最高のプロ根性を持っているような人が結果より経過という考え方であるのは驚いた。結果重視だと結果につながらないものは軽視することになる。しかし経過重視だとなにも軽視すべきものなどなく、すべてが自分のための学びになるのだ。結果重視なら「勝つ」ことはできるが「勝ち続ける」ことはできない。経過重視だと結果にかかわらず自分を磨くことになり、それが勝ち続けることにつながるのだ。結局仕事であっても経過重視の方が自分を高めることにつながり結果として結果重視より結果がよくなることになるのかも知れない。ルーデンスも演奏会の演奏を良くするだけならエキストラをたくさん入れたりプロの指揮者を呼んだりいろいろできそうだが、そういうことをせず(できず?)ほぼ団員だけで練習を積んで演奏会をやってもし結果が良かったとすればそういうことかなーと思う。そこにはルーデンスでしか醸し出せない雰囲気や音色があるかも知れない。それを味わえるのは幸せだな―と思う。(聴いてる人はどう思うか不明だが)