家入一真「こんな僕でも社長になれた」

都知事選に立候補しているうち一番若い人の本。政治信条とかは皆無だが単純に面白い。学生時代の悩み、不登校、引きこもり、バイト、大学受験、就職、結婚、起業そして発展。どん底に落ち込んだ後のサクセスストーリーとしても面白いし、どん底時代の描き方も面白い。最後唯一信条らしきものとしてでてくるのが「逃げることは悪いことじゃない」という言葉。なんとも情けない言葉だけど弱者にとって救いになる言葉であり、自分もこういう考え方を持っていて共感する。しかし、こういう人が都知事選にでるというのはだいぶイメージが違い、この本を読んでもそのギャップは埋められないが、まあ、この人がでたおかげでネット上の都知事選はけっこう面白いことになっているらしいのでそれはそれでいいことだろう。都民でないから関係ないけどこの人がどのくらい票数をとるのかは楽しみだ。

こんな僕でも社長になれた

こんな僕でも社長になれた