「博士と彼女のセオリー」

映画。車いすの物理学者ホーキングと結婚し3人の子を産み育てた女性の回顧録を映画にしたもの。難病に侵され余命2年と言われた人と結婚し子どもを産むというのはまさしく愛情にあふれた美談だが、長い人生それだけでは終わらない。とにかくよくできた映画。主役の奥さん役は結婚前の初々しいところから、人生に疲れたところ、別に好きな人ができて心に秘めた期待感、ホーキングを支えるという使命感、ホーキングが他の人を向いてしまった寂しさ等、ほんとによく表現していてたいしたものだ。ホーキング役は本物でないのが不思議なほどはまっている。看護婦さん役もいかにもな感じだし、総じて配役はとてもよかった。というかこういう映画は配役こそ命かも。見どころは人間関係なわけだから。スリルもサスペンスもないが時間を忘れて見入ってしまった。久しぶりに見ごたえのある映画をみたーという感じ。見てよかった。ところでこれはMOVIX伊勢崎に見に行ったのだが、イオンではなくなった夫婦50割があった。354のバイパスもできてちょっと遠いが非常に行きやすいので映画はここに来てみることにしてもいいかも。