アルバンベルグ


今日はアルバンベルグ四重奏団のメンバーによる「ます」を聴いてきた。しかしながら世界に冠たるアルバンベルグのトップがあんなにへたとはおどろき。テンポも安定しないし細かいところではろれつがまわらずでられなかったところもあった。一方ビオラ、チェロはすばらしい。あのチェロを聴ければ今日の価値は十分にあるというものである。表現も実に豊かで音を同じように並べるところなど皆無。ビオラのテンポ感も冷徹な感じがするほど。テンポの主導権をバイオリンから完全に奪っている。おそらくビオラのおかげと思うのだが実に縦がよくあっている。室内楽は音が少ないだけに縦をよくあわさないと豊かなハーモニーはでてこないのかも。「ます」はじつはあまり好きではないがやっぱり室内楽はいいなあ。もっともっとやりたいものだ。